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目薬を差せどこぼれし菜種梅雨


有識者的な目線で桜見る


春嵐墓石削られてる丸い


国境で見知らぬパンダぶたれけり


死は平然と風景してる葉桜か


世にすれて人を辞めてく春嵐


共感は一杯の毒母子草


辺境の燃ゆる桜と果てにけり


散るさくら彼女を見上ぐ目にかかる


わが骨は深夜に積もる遅桜

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