第57話 『頂き女子りりちゃん事件』についての私の見解

『頂き女子りりちゃん事件』なる事件をご存じの方も多いだろうと思う。


渡邊真衣という25歳の女が「頂き女子りりちゃん」を名乗り、男性の恋愛感情を悪用して三人の男から1億円5000万円の現金をだまし取った事件のことだ。


私にとって、渡邊真衣という女の幼少期の生育環境の劣悪さやらホストに貢いでいたなどの事情はどうだっていい。

懲役9年、罰金800万円らしいがもっと重くてもいいだろう。

男から金をむしれなくなるくらいのおばさんになるまで刑務所の中にいろ。


一番言いたいのは渡邊に捕食された男三人についてだ。

彼らは恋愛感情を利用されてたくわえをかっさらわれた気の毒な人々であるが、彼らを見ていて思うのは「下には下がいるな」ということ。

むろん、私の下だ。

私が拝んだことのない大金を持っていた点では私より上だが。


私だったら渡邊にどんだけねだられても、びた一文払わなかった自信がある。

こんなけったいなおっさんにすり寄ってくる若い女は絶対に何かあると気づくだろう。

そもそも顔見ただけで警戒する。

自分の年齢とそもそも自身の男性としての魅力がどの程度か、私はその辺の男よりずっと知っている自信があり、間違っても三人のいい年こいたマヌケのようにはならない、一生涯!


なぜなら私は31歳の時に美人局に遭い、おっかない連中に現金50万円を脅し取られたことがあるからだ。

金がない私をなぜ狙うのだろうか?

まだ自分に男性的な魅力があると勘違いしていた頃だったから、女性不信どころか「女は敵」とすら思うようになったくらいだ。


「敵」は若く容貌に優れていればより危険性は高い。

渡邊真衣はメイクがなかなか巧みだったが、すっぴんでもなかなかの容貌をしている。

あんなのがマッチングアプリでメイクで完全武装して来たらかなりヤバい奴だと私ならブロックを選択する。


あの時の恨みは忘れていないが、たくわえすべてかっさらわれるよりはましだろう。

そういった点でも被害に遭ったおっさんより私の方がまだましだと断言できるのだ。






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