「全身入れ墨のイケメン」が脱獄計画を立てているみたいです
俺はひょんなことからアメリカの刑務所に服役している。全く怖いものだ。刑務所には白人の派閥、黒人の派閥、メキシカン、プエルトリカン色んな派閥がある。
俺は天パの刑事に逮捕された元作家。無駄にいろいろな特技を持っていたおかげで、いろんな派閥とそれなりの距離感で付き合えている。
「おい、フェルナンド」
俺はプエルトリカンのフェルナンドをからかいに独房に来た。しかし、そこにめちゃくそイケメンの全身入れ墨の白人がいた。お。いい男。
「いないぜ」
「お、おう。それじゃ...ん?」
「なんだ」
「その入れ墨、設計図みたいでカッコいいな。つか設計図じゃね笑。もしかして、この刑務所の?脱獄したらマジすげえ笑」
適当なアメリカンジョークを言ってみた。外国人は全身タトゥーを褒めると喜ぶと何かで聞いたことがある。しかし、その白人は少し黙った後、俺に言った。
「用がないなら、帰ったほうがいいぞ」
ヤバい...めちゃくちゃオコだ。とりあえず、帰ろう。アメリカの刑務所はピザデブ刑務官やバイセクシャル犯罪者など多様だ。言葉を間違えただけで滅茶苦茶にされる。とりあえず、今度から気を付けよう。
しかし...その日の刑務作業中だった。俺は後ろから鈍器で殴られてボコボコにされた。もう死ぬな...薄れゆく意識の中で、収監されているイタリアマフィアのなんだかルッチが見えた。
やばい、あれやっぱり脱獄計画だったんじゃね...
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