僕は、死んだ
@mugi-taro
第1話 真っ暗闇…?
僕は、死んだ。
僕は、死んだ。
僕は、死んだ。
僕は、死んだ。
僕は、死んだ。
僕は、死んだ。
僕は、死んだ。
僕は、死んだ。
僕は、死んだ。
僕は、死んだ。
僕は、死んだ。
僕は、死んだ。
僕は、死んだ。
僕は、死んだ。
僕は、死んだ。
僕は、死んだ。
「あ……ああ……」
そして、僕の意識は闇へと落ちた……。
………………
「あ、あ?」
僕は、自分の手を見る。
しっかりと感覚があり、しかも透けていない。
さらに言うなら痛みも感じる……。
「ど、どうして……」
僕の名前は、南 天音。
この日、僕はコンビニまで買い物に来ていた。しかし、暴走したトラックに引かれたのだ。
なのにどうして……。
いや、それよりも……ここは何処だ? 辺りを見渡すと、そこは真っ白な空間だった。
「こ、ここは一体……」
『やあやあ、ようやく起きたかい?』
「っ!」
後ろから突然声をかけられ、僕は驚きながら振り返る。
すると
「やあ。はじめまして、僕は神様!」
そこには白い布を全身に纏い、神々しさを纏った男の子が立っていた。
……誰だ?
『あれ?驚かないの?』
いや、十分驚いているんだが……。
それに神様って……どういうことなんだろう?
「まあいっか。とりあえずまずは自己紹介からだね。僕は君たちで言うところの神様だよ」
いや、それは見ればわかるが……。
「それでね、君は死んだんだ」
あ……やっぱりそうか……。
「うん。君は死んだよ。けど、それには理由があってね……」
……理由?
「そう、理由だよ。実は君にお願いしたいことがあってね……」
お願い?
「そう!と言ってもそんな難しいことじゃないよ」
神様はそう言うと指をパチンと鳴らす。すると僕の目の前にモニターが現れる。そこには見たことのない建物が映っていた。
「……これは?」
「これは君が住んでいた世界とは違う世界の映像だよ」
いや、それは見ればわかるが……その映像がどうしたんだろう?
「その世界に魔王が現れたんだ。だから君には魔王を倒してほしいんだよ」
なるほど……って、えぇっ!?
「ちょ、ちょっと待ってください!それってつまり僕に戦えってことですか?」
「うん、そうだよ」
ま、まじか……。僕みたいな一般人にそんなことが出来るのだろうか?
「大丈夫だよ。君は普通の人間よりも強いから」
いや、強いって言われても実感が湧かないというか……そもそもどうして僕が選ばれたんですか?
「うーん、それはねぇ……たまたま君が近くにいたからだよ」
「そ、そうですか……」
「うん、そうなんだよ。でも安心して!ちゃんとサポートはするから!」
いや、そういう問題じゃないんだけどなぁ……。
まあ、なってしまったものは仕方がないか……。
「わかりました。とりあえずやってみますよ」
「おおっ!やってくれるんだ!じゃあ早速だけど行ってみようか!」
えっ?もう行くんですか?まだ心の準備が出来てないんだけど……。
「大丈夫大丈夫!なんとかなるよ!」
いや、そんな無責任な……。
「それじゃあ、レッツゴー!」
え、ちょっと待って…うわぁぁぁ!
僕は、死んだ @mugi-taro
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