第38話 その刃がふれるまで 続 中

オニが攻撃の構えをとる。気が全く感じられない。それでも動きを先読みして攻撃を受け流す

オニはそれを見て攻撃の方法を変えた。炎が揺れる気で作った炎じゃない本物の炎だ。その炎は剣の形になり、オニがその剣を使い攻撃を仕掛けてくる太刀筋が読めない。剣で受け止める

しかし、気を操っているのに力で押し負け、刀が手から吹っ飛びそうになる。バキンと音がなり刀にヒビが入るこれは気を刀に流すしかない

昔隊長がやっていたように気を刀に流し入れた

周りから突風が起こり、オニも驚いていた。

オニはしばらくするとニヤケながらこちらを向き手で挑発してきた。感情を押し殺し刀を構え勝負にでた。炎が風で吹き飛ぶオニはそれを見て更に強い炎を繰り出す、昔見た黒炎だ。刃が発熱している。いや溶けそうになるほど熱くなっている。気の段階を上げて炎をこちらも繰り出す、気が乱れ始めた。オニは剣を深く構えると一気に踏み込み、剣を突き刺そうと素早く動く。しかし、刀の柄ではじくとオニは更に速く動く。

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