滾る炎と消えゆく灯火

第37話 その刃がふれるまで 続 序


主人公刀士郎は鬼斬組の隊長になっていた。

コウモリのオニを斬った功績を認められたからだった。隊長になってからは沢山のオニを斬ってきた。そして、隊長から受け継いだ刃には風と炎の力が宿っていた。流す気によって種類を変えられるようになっていた。これは稀に起こる事がある現象だそうだ。オニはその刃を恐れ

人前に姿を現さなくなり、しばらく平穏が続いたある日その出来事は起こった。とある村がまるごと消え、一軒だけ家が残るという怪事件だ

こんな事ができるのはオニだけだ…。そんな事を考えていると新たに伝達が来た。(今の場所よりはるか南西にオニが出た。特徴は角がなく衣の様な者を纏っている)という事だけだった。

すでに日が傾き、夕日が出始めていた。南西に付くとすぐにオニがいる事に気づき構えをとる

オニも気付いたのかこちらを向き、手をヒラヒラと動かした。

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