第97話 ローストビーフサンド
料理を作り始めたセイ達は、何を作るか話し始めた
「それで、何を作るの?」
「う~ん、護衛が何人来るか分からないから、残っても大丈夫な料理がいいよね」
「そうですね、それに簡単に食べれてお腹に溜まる料理がいいですね」
「…ならサンドイッチかな?」
「具材は何にするの?」
「確かブラックホルスのモモ肉があったよね?」
「はい、安かったので買っておきました」
「なら、ローストビーフを作って、それを具材にすれば、かなりお腹に溜まるサンドイッチになるよ」
「「「ローストビーフ?」」」
「あれ?作った事なかったけ?」
「無いわね」
「そのローストビーフは簡単に作れる料理なの?」
「少し時間がかかるけど、難しくはないよ」
「なら、それにしましょう」
「食べてみたいですし、それを作りましょう」
「なら、まずは窯をサラに作ってもらって、火を付けようか」
「分かりました、ではサラちゃんを呼んできますね」
サーシャがサラを呼び、窯を作ってもらった
「【土壁】!これでいいの?」
「ありがとう!充分だよ」
「なら、見張りに戻るね!」
サラが見張りに戻り、セイ達は準備をし始めた
「シスターは窯の火を見ててほしい、その間に俺とサーシャさんでお肉を準備するから」
「分かったわ、任せておいて」
「私は何をすればいいの?」
「母様はバーベキューコンロの炭に火を付けておいて」
「バーベキューコンロも使うの?」
「うん、バーベキューコンロは窯の2つを使うんだ」
「2つも使う料理があるのね」
「美味しいから楽しみにしていて」
「ふふ、そうするわ、なら私は準備してくるわね」
マーサとセナは、それぞれ窯とバーベキューコンロに火を付け、その間にセイとサーシャは下味をつけ始めた
「まずは、ニンニクを摺ろうか」
「はい!」
「それが終わったら、ローズマリー、塩、胡椒、オリーブオイルと混ぜてモモ肉の塊に揉み込む」
「分かりました!」
セイとサーシャは、セイが言った通りに作業をすすめ、ローストビーフの下準備を終わらせた
「よし!出来た!これをバーベキューコンロで焼くよ!」
「分かりました!」
「あら?そんな塊でちゃんとお肉に火が通るの?」
「大丈夫だよ、お肉には火が通るから」
「セイ様、どのくらい焼けばいいですか?」
「全体に焼き目が付くまで!」
「それだと、中まで火が通りませんよ」
「表面を焼くのは、肉汁が外に出さない為に焼くだけだから大丈夫だよ」
「そんな理由が合ったのね」
「焼き終えたら、窯の熱でゆっくり火を通す、30分入れたら完成!」
「他にする事はないのですか?」
「待ってる間に、パンとレタスを準備して置くぐらいかな」
「では、それは私がやっていきますので、少し休んでいてください」
「分かったわ、なら少し休ませてもらうわ」
モモ肉を窯に入れ30分が経ち、セイは金串を刺し中まで火が通っているのを確認して取り出した
「うん、完成だね」
「ではサンドイッチを作りましょう」
「早く作りましょう!お腹が空いてきました」
「そうね、もうすぐお昼ご飯の時間だもの」
「なら、サーシャさんはパンにマスタードマヨソースを塗るのを頼むよ、シスターはレタスをその上に置いていって、俺はお肉を斬るから、それを母様がレタスの上に置いていって!」
「「「分かったわ」」りました」
4人は協力して作り始め、大量のサンドイッチを完成させた
「よし出来た!」
「セイ、本当にこのお肉大丈夫なの?ピンク色よ?」
「大丈夫だよ、火がちゃんと通ってないお肉は赤いでしょ?ピンクって事は火が通ってる証拠だよ」
「なら信じるけど、もしお腹を壊したら、セイわかってるね?」
「うっ、うん、大丈夫だから信じて」
「なら皆でお昼にしましょ」
「では、私が2人を呼んできますね」
サーシャがサラとマイカを呼びに行き、全員揃ってから、サンドイッチを食べ始めた
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