第79話 ハンター都市



セイ達は、1ヶ月もかけてハンター都市メイトに到着した


入都審査の列に並びながら、これからどうするか話し合っていた


「ようやく着くね」


「そうね、流石に疲れたわ」


「そうですね、途中で町や村に寄りましたが、ゆっくりはできませんでしたから」


「私も、久々にゆっくりしたいですね」


「なら、メイトにいる間は良い宿に泊まろうか」


「賛成!久々にゆっくりお風呂に入りたいし!」


「そうね、サラちゃんのおかげで、野営の間もお風呂に入れたけど、ゆっくりはできなかったもの」


「仕方ないですよ、襲撃が来ても対応できるように、しなくちゃいけないんですから」


「じゃあ、まずは宿を探そうか」


「「「「「賛成!」」」です!」」


セイが宿を探すことにした時、入都審査の門番がやって来た


「失礼、このメイトには何の用事で来たのですか?」


「親戚に会いに来たついでに、ハンターの仕事もしようかと」


「そうですか、では親戚の名前は?」


「ハーデスですよ」


「分かりました」


セイが門番と話していると、荷物検査をしていた門番がやって来た


「隊長、荷物の検査終わりました」


「そうか、どうだった」


「レッドベアの毛皮は、少し気になりますが、他は問題なかったです」


「分かった、俺が聞いておく」


門番はレッドベアの毛皮についてセイに聞き始めた


「レッドベアの毛皮は何処で手に入れたのですか?」


「王都にいる時に、倒したのでコートにでもしようかと」


「かなりの量みたいですけど」


「変異種のレッドベアの毛皮ですから、かなり大量に採れたので」


「っ変異種を倒したのですか?」


「ええ、そうですが」


「もしかして魔法師ですか?」


「そうですよ」


「分かりました、では進んでくださって大丈夫です」


「分かりました、では」


セイ達は門を抜けて行き、都市に入った


「わ~、結構賑わってるね」


「そりゃ、国中から魔物の素材や、それで作られた商品を買いに、商人達がいっぱい来てるからな」


「そうね、その商人達とハンター相手に商売をする人も多いから」


「じゃあ、俺が宿を聞いてくるよ」


「いえ、私が行ってきます」


「そう?ならマイカに頼むわね」


「はい!」


マイカは、屋台のおばさんに、この街でいい宿の話を聞きに行った


「聞いてきました!」


「どの宿が良いって言ってた?」


「この道を真っ直ぐ進むと、水の華って宿がありまして、少し高いですがこの街1番の宿屋らしいです」


「ならそこにしよ!」


「そうだな、もし変な宿だったら変えればいいから」


「そうね、なら向かいましょ」



セイ達は、屋台で買い物をしながら、宿に向った


「ここが、水の華か」


「大きい宿屋ね」


「じゃあ、俺が受付してくるから、皆は少し待って」


「分かったわ」


セイは、セナ達を馬車で待たせて、宿の中に入って行った


「いらしゃいませ、水の華へようこそおいでくださいました」


「今日から6人泊まれます?」


「大丈夫ですよ」


「なら、1人部屋と2人部屋、後は3人部屋を1部屋づつ大丈夫です?」


「承知しました」


「後、馬が4頭いるので預かってもらえます?」


「はい、馬番に言っておきます」


「よろしくお願いします」


「では料金のお話を」


「いくらですか?」


「ランクで変わりますが、1番低いのは一週間で金貨30枚、1番上は一週間で金貨150枚です」


「なら1番上でいいですよ」


「っそれでしたら、寝室が6部屋あるスイートがいいと思われますが」


「なら、そのスイートでお願いします」


「分かりました、では料金は前払いでお願いします」


「分かりました、これで一週間お願いします」


「お預かりします・・・・確かに金貨150枚頂戴します」


「じゃあ、前に待たせているので呼んで来ますね」


「ではベルボーイをつけます」


「ありがとうございます」


セイは3人のベルボーイを連れセナ達の下に行き、部屋が取れたことを言いった

それから馬達を馬番に預けに行き、従業員に部屋まで案内をしてもらった








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