第20話 これからの話
ウルに言われた町を出ていくことになったセイ達、これからどうするか話し合うことにした
「さて坊主達が逃げたことは、領主にバレただろうから、余り時間はないだろうが」
「大丈夫だよ伯父さん」
「どうしてそう言い切れる?」
「今父さんと母さんが時間稼ぎしてくれてるはずだから」
「えっ…町長とマリさんが?」
「そうだよ」
「でも、そんなことしたら」
「大丈夫だよ、父さんは領主のやり方が嫌いなのさ」
「えっどうしでです?」
「そうか、2人はは知らないか」
「「何をです?」」
「ふふ、セイ、サラ、町長は先代領主を恨んでるんですよ」
「「えっ…」」
「お父さんは町長にならずに世界を旅したかったんだよ」
「なのに伯父さんが領主に狙われたから、自分が町長になることになって、夢を潰された!って今も恨んでるの」
「だから暫くは時間がある」
「ならこれからのことを決めるぞ」
4人がこれからのことを話し合っているあいだレオンとマリナが近くを監視していた
「さて、俺は王都に行くことを進めるぞ」
「どうしてです?」
「王都ならハンターギルドがあるからだ」
「「ギルド?」」
「そうか、2人は知らなくても無理はない」
「シスター、ギルドって何?」
「前に魔獣を倒して生活してる人の話しをしたの覚えてる?」
「「うん」」
「ハンターギルドは魔獣を買い取ったり、売ったりする仕事よ」
「でも、前に聞いたときは、国が間に立ってするって」
「そうよ、ハンターギルドは国が経営してるの」
「ならいかないほうが」
「いや、ハンターギルドに所属魔法師は、国王の命令で、どの貴族も手が出せないようにされてる」
「でもシスターの魔法は…」「サラ!」
「ん?どうゆうことだ?マーサの魔法?」
「はぁ~サラ言っちゃ駄目だって」
「ごめんなさい、つい…」
「おい、どうゆうことだ!」
「ウルさん、このことは誰にも言わないって約束できますか?」
「あぁできるぞ!てかそんなにやばいのか?」
「はい…シスターの魔法は治す、どんな物でも怪我だろうと治せてしまうんです」
「はっ?それは…」
「そう知られたら誰もが欲しがる魔法、だから秘密にしていることなんです」
「そうだな、もしそんなのが貴族の耳に入れば」
「えぇ下手をすれば、戦争になりかねない魔法なんです」
「ならハンターギルドに登録するのは坊主と嬢ちゃんだけだな」
「はいそれしかないかと」
「はぁ~話がそれたが、もしハンターギルドの魔法師を無理矢理にでも連れ去ろうとしたら、ギルドに所属している魔法師と争うことになる、それは国として避けたいことだ、だから所属すれば狙われることがない」
「ですが、ギルドに登録できるのは15歳からですよね?」
「?あぁそれは大丈夫だ、極稀に13歳で魔法師になるやつがいるから、魔法師は年齢問わずなんだよ」
「そうなんだ…なら俺とサラは大丈夫だね」
「うん!もう魔法使えるもん」
「(年齢問わずでも5歳と8歳は今まで、いなかっただろうがな)」
「なら王都までどう行きましょうか?」
「そうだな…それが問題だな」
それから悩んだ末に森を抜けて行くことにした
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