第2話 転生の誘い
主人公が目を覚ますとそこは白一色の世界
「ふぁ~よく寝た」
「ん?何処だここ?」
「てか白、真っ白じゃん」
「おーい!」 (・・・・・・・・)
「ふむ夢だなもう一度寝るか」zzz
???
「おい!起きろ!」
「・・・・zzz」
「おい!「・・・・zzz」・・・・いい加減起きろ!!」
「あ~うるさいなせっかく人が寝てんのに」
「儂の聖域に勝手に入ってきて何じゃその言い草わ!」
「ふぁ~聖域?何言ってんの?これは俺の夢だろ」
「なわけあるか!ここは儂の聖域、儂の世界じゃ」
「世界?何言ってんの?神様じゃあるまいし」
「世界はみんなの物だろ?」
「それは、地球の話じゃろ、ここはここは宇宙と宇宙の間、世界の始まりと終わりを見届ける場所」
「?????」
「つまり宇宙の前から存在し宇宙を作り出した場所」
「?????」
「はぁ~つまりじゃ、儂が神様じゃ!」
「?????」
「何で分からんのじゃ!!」
~1時間後~
「えーとつまり俺達が宇宙と呼ぶ一つの世界を生み出した張本人で、世界の有り様を診てその記録を取り続けていると」
「そうじゃ、やっと分かったか?」
「まぁ何となく?それで何でその神?の聖域に俺が居んの?」
「お主自分が死んだことは分かるな?」
「?何言ってんの俺まだ死んでないぞ」
「いや、お主は死んどる!この聖域には生きた生物は儂以外入れんからじゃ」
「・・・・いやいやいや、俺まだ27だぜ、まだ寿命まで時間があるだろ?」
「ふむ、確かにお主は後75年分の寿命があった、じゃがな体が壊れてしもうとる、そのせいで若くして亡くなった」
「・・・・・・・・つまり健康に気お付けておけば102歳まで生きれたと?」
「そうじゃな」
「ふ…ふ…ふざけんな!絶対にあの社長と部長のせいだろ!あの無能のせいで俺が…俺が…」
~1時間後~
「落ち着いたかの?」
「・・・・まぁ少しは」
「そうか、ではこれからの話をするぞ」
「これからの話?」
「そうじゃ、お主は今魂の状態じゃ」
「魂?」
「そう魂じゃ、本来なら死んだ後魂は例外以外記憶を抜かれ無垢なる魂になる」
「ふむそれで」
「無垢なる魂は新たな体に宿りまた記憶を溜める、そうすることで世界の循環に貢献する」
「なら俺は?」
「極稀に記憶を抜いても少し記憶が残る場合もあるその時はそのまま世界の循環に回す」
「じゃが、お主は記憶を抜かれる前にここに来た、それは大変珍しいことじゃ」
「じゃから、お主には2つの選択肢を予定した」
「2つ?」
「そうじゃ、1つ目は記憶を抜かれ世界の循環に戻る、2つ目は記憶を維持したまま別の宇宙に転生するこの2つじゃ」
「別の宇宙?」
「そうじゃ、最初に言ったじゃろ
ここは宇宙と宇宙の間だと」
「あ~言った言った!だから?」
「はぁ、宇宙はいつくも存在し一つ一つ違いがある」
「お主が居た宇宙は人間と動物がいる世界。
他の宇宙は海しかない世界や機械だけの高度な世界。」
「他にもお主達の世界で言うなら魔界みたいな世界や地獄みたいな世界もある、歴史が違うだけの世界もな」
「それで?」
「お主には記憶が全てある、故に同じ世界には記憶を消さなければ、生まれ変わることは出来ぬ」
「じゃから、違う宇宙の世界に転生せぬか?と言っておるんじゃ」
「あーなるほどね!でも違う宇宙の世界に、
地球の記憶を維持したまま行っても大丈夫なのか?」
「それは大丈夫じゃ、何故ならお主には文明が発展しきれてない世界に行ってもらいたいからじゃ」
「お主を転生させて長く文明の停まった世界を動かしたいからの~」
「つまり俺は記憶を抜かれ世界の一部に戻るか、記憶を維持したまま文明の停まった世界で刺激を与えるかのどっちしかないと」
「そうじゃ」
「少し考えさせてくれ」
「うむ」
~30分後~
「決めたよ」
「俺は転生する」
「ほう、いいのか?」
「ああ、記憶を抜かれるより、維持したまま第二の人生を選ぶよ」
「そうか、なら転生の準備をしなくてはな!」
~1日後~
「さて準備ができた、始めるかの」
「ああ頼むよ」
「ではこの陣の真ん中に乗るのじゃ」
「ここか?」
「そうじゃ、では陣が光り次第お主は転生されるじゃろう」
「おう!ありがとうな!」
「気にするでないこれもまた儂の仕事じゃ」
陣が光りだし徐々に主人公の体が薄くなる
「あっそうじゃ、お主の転生する世界は
魔物が闊歩する世界じゃからな!」
「はぁ?聞いてないぞ!!」
「すまん言い忘れた、まぁ大丈夫じゃろ」
「ふざけんな!!!」
「達者でな!」
「このクソジ…」
主人公が消えた後
「ほほほ、さてこれで世界の文明が動くかの?楽しみじゃの」
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