後書き的なの
キャラ設定
※本作品はプロット無しで何も考えずに執筆した作品ですので、設定は後から生まれたものです。
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主人公兼被害者、後のゴリラ飼育員。三秒でつけた名前。もし一秒だったら、田中太郎になっていただろう。
登場時は中学二年生(本編スタート時点で春休みなので、実質三年生)。
車に轢かれたのは単なる事故(雪が仕込んだトラップというわけではない)。不注意で轢かれたわけではなく、女性ドライバーが自己中な運転をした時にたまたま居合わせただけ。女性ドライバー曰く『そこにいたお前が悪い』。
相沢に関する記憶も失っているが、元々見た目に惚れていたので、顔を見たら再び惚れ直した。言うまでもないが、雪相手に浮気なんてできるわけもなく、連絡先さえ交換せずに別の高校へ行った。結局、成人式まで再会することはなかった(雪に支配されているので、相沢に対する恋愛感情は消えていた。だが、相沢は未だに田中智のことを狙っている)。
最終話で本当に記憶を失った。生活に必要な知識、いわゆる一般常識などは一切失われていないが、人間関係などの自分に関わる記憶はほぼ全て失った。
本編終了後は、正式に雪と付き合うことになった(状況を理解できないまま、雪の勢いで押された)。
記憶が戻ることはなく、雪に真相を聞いても膂力で話を逸らされる(握力で鉄球を握りつぶしたり、ピンチ力で束ねたトランプを引きちぎったり)ので、諦めた。
親は孫の顔が見れたらそれでいいやって考えなので、雪の味方(というか、本気で恋人関係だと思い込んでる)。クラスメイト達も雪が怖くて何も言えないので、恋人関係を受け入れざるを得なくなった。
高校、大学は雪に合わせてランクを落とすハメになった(親は学歴より孫の顔が見れることを重視しているので、何も言わない)。大学時代、同じサークルの女性が言い寄ってきたが、雪に洗脳されきっているので浮気することはなかった。
成人式以降、しばらく相沢に狙われていた(度々、偶然を装って会いに来る)が、ある日を境に姿を見せなくなった。
大学卒業後に雪と正式に結婚し、二十四歳の時に第一子(娘)を授かる。
経済事情で二人目を作るのは先のことだと諦めていたのだが、三十歳の時に不慮の事故で子供が作れない体になってしまう。
日々のストレス(妻と娘の束縛、重すぎる愛)により、四十五歳という若さでこの世を去る。毎年、彼の命日には人力リンゴジュースが供えられる。
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智と雪の同級生。雪とは親友で、田中に対する恋愛感情はない。
悪意を一切持たないナチュラルサイコパス。倫理観など持ち合わせていないが、道徳は暗記科目だと認識しているので、一般人の価値観を知ってはいる(理解も納得もしていないが)。
大学では日本を立て直す方法について研究を進めるが、異端児として学会から追放される。その後は独自に進めている研究結果をSNSや動画配信サイトで発信して、生計を立てている(常に炎上しているが、一部から厚い支持を受けている)。
彼女が考案した日本再建法の一例を下記に記す。
①高齢者や障碍者、無職、不良(素行や知力が著しく悪い者を指す)を本人の同意なしに安楽死
国の負担を減らしつつ、国民の平均的な能力値(生産性、学力など)を底上げする戦略。安楽死させた後に臓器を売買し、死体は火力発電に利用。
②優秀な遺伝子を持つ人間を強制的に子作りさせる
競走馬の種付けを想像してもらえばわかりやすいだろうか。優秀な人間がたった一人の異性と子供を作って終わりなど、国にとっては損失でしかない。
やりすぎれば将来的に血が濃くなりすぎる恐れがあるので、一般人の子作りを制限したりはしない。ただし、優秀じゃない子供は奴隷のような扱いを受ける。
③カースト制度の導入
時代を作るのはいつだって一握りの天才である。天才がのびのび活動できるよう、単純な労働は凡人が全て請け負う(奴隷制度)。
能力が低ければ低いほど、危険な作業を割り当てられる。もはや言うまでもないことだが、医学や化学の発展にも役立てられる。
④人間のクローン研究
海外ではペットのクローンという倫理に反するビジネスをしているのに、日本が律儀にクローン技術規制法に縛られるのは愚かしい。
資源や土地などのいかんともしがたい国力の差は、クローンで埋めるべき。その権利がある。
ゆくゆくは禁忌とされている生殖細胞の遺伝子改変にも着手し、理想的な人間を量産する予定。
恐ろしいことに、これらの計画は人々の幸福を願って考え抜かれたものである。
優秀じゃない者が人々に入っていない時点で破綻しているのだが、それに気付くことなく余生を終えた。
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優等生だが、それはペルソナでしかない。
智に対して異常な執着心を持っており、雪と智を別れさせるために陰で動いていた(ひっそりと動くために、あえて別の学校に進学した)。
自分に言い寄ってきた男達は皆、手駒として利用された。雪を寝取って智と別れさせるという単純な作戦だが、成功することはなかった(男達は皆、雪の握力の前にひれ伏せた。運が良い者は手足の骨折、運が悪い者は男としての人生終了)。
手駒として動いた男達は、負傷した責任を取るよう相沢に迫ったが、程なくして不慮の事故でこの世を去った。偶然とは恐ろしいものである。
成人式以降、智をストーキングし続けたが、雪とお話をした結果消息不明になる。
・
一応人間の女性。
膂力はゴリラを超越しているが、特別な訓練を受けたわけでもなければ、遺伝子を改造されたわけでもない。
鍛錬していないどころか、己を鍛えることは女々しい行為だと断じている。
ありとあらゆる力に秀でているが、その中でもとりわけピンチ力は凄まじいものがある。束ねたトランプはもちろん、分厚い電話帳さえもカステラのように容易く引きちぎることができる。五百円玉を曲げたり、麻雀牌を指先で削り取って
握力も凄まじく、現在の科学では測定することができない。握力を活かした特技としては、鉄球の圧縮、石炭からのダイヤモンド精製などがある。妙なところで理知的なので、経済の崩壊を避けるためにダイヤモンド精製は控えている。
基本的に近距離ファイターだが、指の力で硬貨やベアリングを発射して遠距離攻撃することもできる。銃マニア曰く『ギリギリ、ショットガンよりは弱い』らしい。なお、純粋に投擲した場合は、ただの石ころでさえ銃の威力を軽々超える。
インド象でも絶命する毒ガスに耐え、シロナガスクジラを昏睡させる麻酔を耐え、変電前の特別高圧に耐え、チンケな潜水艦ではたちまち木っ端みじんになる深海の圧力に耐える。実質的に生物の頂点であり、アメリカ国家と個人的に平和条約を結んでいる。
智に対する独占欲は凄まじく、娘さえも恋敵としてみている。
幸いなことに娘への愛も深いので、娘に危害を加えることはない。
・娘
父親に対して異常なまでの愛情を向けている。
父親と結婚できないことを知り、これ以上子供を作らせないよう母親譲りの握力で父親の生殖能力を奪った。
父親を忘れることができず、生涯独身を貫いた。
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