第2話 朝日
日曜日朝、いつも通りだ。なんもかんも考えなくたって体が勝手に動くようになってしまった。6時前に起きてはサウナのバイトに出かける味気無さにも1年ほどかけてようやく慣れ始めたころだ。5分ほど歩いて駅に着く。始発駅なのがささやかな幸いである。そんな幸せを逃すまいと、端の席は意地でも譲らないそんな日曜日。--
バイトは一瞬、飯も一瞬、瞬く間に家に帰ってきてしまった。何をしようか迷いながらぶしつけにベースを弾きならしたり、掃除してみたり、、掃除のモチベだけはなぜ不定期で湧き上がってくるのだろうか。ふとクローゼットを開けると、そこには真みどりの包みに飲み込まれるように小箱が二つ佇んでいた。それはまるで息をするように生々しく、褪せた色合いとは裏腹に鮮明に司会を支配した。身に覚えがない、、
春、鬱鬱 岸田春 @Sharuki
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。春、鬱鬱の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます