第五十六話 破壊の星

イツキ、盗賊について知ってることない?

イツキ「...いきなりだね...知ってることは...一つだけある...」

それは自分の死んだ場所で何があったか...だった

イツキ「元々ボクも仲間だったはずなんだけどね...影が薄すぎて誰も気づいてなかったみたい...だから、乗り物から落ちても気づかれないで、そのまま轢かれたんだ...」

レオ「うわぁ残酷やねぇ...可哀想に...」

ラミア「それにしても、よく骨のまんま動けたわね...」

イツキ「なんでだろう...この星の砂のおかげかな...」

イツキは懐から星の砂が入った瓶を取り出した

ユメ「それ持ってるんだ!お揃いだね!」

イツキ「う、うん...何故かずっと持ってたんだよね...」

その星の砂青くてきれいだな...

イツキ「ボクの宝物なんだ...ずっと大切に...」

ロゼ「あぅぅぅぅ!」

あっロゼ!星の砂を取るんじゃない!

ロゼ「うぅぅ...」

ユメ「これあげるから...」

ロゼ「あぁぁぅぅぅ!」

(何言ってるのかわかんねぇ...)

ちょレオ、なんて言ってるかわからんから適応でどうにかしてくんね?

レオ「わかったぜ!」

シュ...

ちょレオ...それ成功したんか?音地味過ぎない...?

レオ「成功したよ!確かに音は地味だけどさ!」

ロゼ「腹減ったぁぁぁぁ!!」

ハイテンションだな!あとほらよ!フルーツボックス!

ロゼ「やったぁ!」

イツキ「...それよりいたよ、盗賊...」

えっまじ?

ロゼ「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!突撃ィィィィィィ!!!」

ラミア「あぁ...ちょっと!闇雲に行かないで!」

ロゼ「グォォォォ!!!」

盗賊「ちょ!?うわぁぁぁぁ!!!」

おほほぉ~!巨大化して突撃とはやるなぁあいつ!

ラミア「すごいや!」

レオ「アイツロゼのおかげで隙ができた!オラァ!」

ピチューン!

ユメ「流星召喚流れ星の降る夜!」

シュピーン!

な、なんかでかくね!?

イツキ「...流星とやらは、本物だったりするのか...?」

あぁ、ユメは彗星の意思を持つもの星の願いらしいからな

イツキ「...あなたはどうしてそこまで驚かないの...」

見慣れてしまってな!こんな奴らと一緒に居るおかげで新しい発見しかないよ!!

ラミア「じきに慣れると思うわ...頑張ってね...」

ユメ「行くわよ!」

チュドーン!

おいおいおいおい、町が半壊したって...

ユメ「強すぎたかしら...」

レオ「俺いなかったら多分ここら一体マジで消し飛んでたと思うよ」

お前も食らってたんかい...

イツキ「...多分まだいると思う...そんな弱い連中じゃないから...」

マジか...

─まだ捜索続くのかよ...

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