第五十四話 原形のあまりないもの

─三十四日目...

朝までぶっ通しで走っているポルサネと流星で空を飛んでいるユメ達...

ユメ「体力凄くね?なんで朝まで走れるのよ...」

レオ「俺でもさすがに無理かもあの体力は無理だ...」

ラミア「凄いや...道具なしでそれはすごいよ...」

アリスと走るトレーニングをさせられてな...ノアと一緒に...

(二十九話の後、実は夜中に起こされて走らされたんだよな...)

そのせいかもしれんな...

レオ「えぇ...だからアイツすっごい疲れた様子で眠ってたんだな...(汗)」

そうそう、あとさ...乗せてくれよ...

ユメ「そうだよね...流石に疲れてるよね...」

ラミア(疲れてないほうがおかしいよ...)

ガシッ!

その時、後ろで俺をつかむ者がいた

ファ!?なんだ!?

後ろを見てみると、骸骨が俺をつかんでいた

うぉぉぉ!?!?なんだお前!?

骸骨はカタカタ音を鳴らして何かを訴えているようだ

ちょ、めっちゃ怖い!離してくれ!

そういって、骸骨を手で振り払おうとする

シュゥゥゥ...

え...?

ユメ「な、何!?」

骸骨が肉体を得ていく

ラミア「こ、こんな力があったのね...」

レオ(ポルサネの能力見たことないんだっけこいつら...)

そして完全復活した

レオ「おぉ、すげぇなぁ...あんな状態だったのに復活できるんやね...」

ただ復活させて思った...こいつ性別があまりわからねぇ...!

短髪だし、目元はあまり見えない...それに、服じゃどっちかわからない...

「...ボク生き返ってる...?」

あ、あぁ...君は生き返った

「...キミは一体...それに、どうして復活してくれたの...?」

復活してあげたというか、復活させちゃったって感じよ、でもちょうどよかった...

仲間そろそろ増やしたいなぁって思ってたんだ...

お前も仲間にならないかい?

レオ「えっまじで言ってる?」

ユメ「この人すごいね...」

いやだって仲間いたら暇じゃなくなるからさ...

レオ「いやもう結構いるだろ!?」

「...とても不思議だ...すぐに仲間にしてくれるとは...嬉しいものだ...」

よしよし、そんじゃあ名前を付けよう、36号だ

「...ありがとう...」

なんと呼べばいいんだ?

「...イツキ...こう呼んでくれたら嬉しいな...」

ヨシ分かったぞ!イツキ!よろしくな!

ラミア(即呼ぶんだ...)

そんなことをしていたら、町が見えてきた

─さて、あいつらを探して鉱石を取り戻さなければな...


おまけ

リアの部屋にて...

リア「トランプって楽しいな!」

ナツ「おねぇちゃん...何回大富豪すれば気がするの...」

シズク「もう200回以上やってるよおねぇちゃん...」

一方、サンの部屋でガイアとチカは...

ガイア「お料理って難しいわね...」

スパッ!

チカ「ちょっと!まな板斬っちゃダメでしょ!」

ガイア「ごめん...」

ドカーン!

ガイア「ねぇ!食材を爆発させちゃダメでしょ!」

チカ「ミスったわ...」

サン「何の音よって...何してんだお前らぁぁぁ!」

ガイア&チカ「きゃぁぁぁ!ごめんなさいぃぃぃ!」

斧を持って二人を追いかけている中で、カミアは修復をしていた

カミア「ほら、元に戻しといたわよ...次は気を付けてね...」

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