第五十三話 魔法の町

─ノアとルイは町へ来ていた

ノア「久々だね!ここに来るの!」

色々な魔法使いがいる町、ルイは来たことがなかった

ルイ「ここが君の故郷なんだね、とてもいい場所だ」

そうして歩いていると、アリスを見つけた

アリス「遅かったじゃない!もう1日経ってるわよ!」

アリスは静かにキレていた

ノア「しょうがないじゃない...事故ったんだもん...」

アキナ「それにしても、アリスはなんで箒に乗らないで走っていたの?びっくりしたよ!」

アリス「私箒は持ち歩かないタイプだからね、それに体力を鍛えるためだし!」

ルイ(この人ホントに身体能力強化魔法パワーバフだけでこんな強くなってるのか...?元の力もすごそうなんだけど...)

イタチ「ホントにアンタはすごいよ...私とは真逆だ...」

ノア「え?そうなの?」

イタチ「あぁ...自慢じゃないんだが、私は力があまりないんだ」

そう言ってイタチは袖をめくった

それを見たノアは驚いた

こんな貧弱そうな腕見たことない...

ノア「もしかして、デバフのポーションで攻撃してるのって...」

イタチ「お察しの通り、私より弱い状態にさせるためよ...私より弱くなった敵を見るのが好きってのもあるけどね...ウフフ...」

アリス「というか、アキナもすごいのよ、風力砲ウィンドで超速飛行できるなんて...」

アキナ「すごい便利だよ!飛ばす方向さえミスらなければだけど...(前ミスったのがあれだし...)」

ルイ(私も盗賊じゃなくて魔法使いになればよかったかも...会話入れない...)

数分歩いても、目的の店が見つからない

ノア「そーいや、お店どこなのかな?」

アリス「...わからないや...アキナ知ってる?」

アキナ「確か...ここから右に行けばあるはずよ」

ノア(久々すぎて忘れちゃってるなぁ...)

そしてアキナに言われた通り右に行ったら、普通にあった

店のドアを開けると、見たことあるような顔が見えた

「いらっしゃいませ~!って、ノア!」

あっちも気が付いたようだ、ノアに近寄る

「久々じゃん!覚えてる?」

ノア「名前だけ忘れちゃった...」

「悲しいなぁ~、よく一緒に遊んでたのに...ハルマだよ!」

ノア「あっそうだ、ハルマだ!ありがとう!思い出せたよ!」

ハルマ「もう...忘れやすいんだから...んで、何買いに来たの?」

ノア「ん~...なんだっけ...?」

ルイ「食料買いに来たんでしょ...とりあえず肉とかを頂戴」

ハルマ「おっけー!ちょっと待ってな!」

そういって、ハルマは手を構える

すると、加工済みの肉が出てきた

アリス「おぉすごい!」

ハルマ「ほら、代金を払ってね」

ノア「はーい!」

ジャラジャラ...

ハルマ「よしよし、ちょうどだな!オッケーだ!」

ノア「それじゃ!またねー!」

ハルマ「次は忘れないでね...」

─帰り道...

アキナ「あの子知り合いだったの?」

ノア「知り合いというか、昔からの友達!」

アリス「それを忘れてたのか?それはまずいな...」

ノア「あはは...記憶力が悪いからね私...(汗)」

ルイ「いやー...魔法ってすごいね本当に...」

──日はもう沈んでいた、夜になる前に帰れるのだろうか?

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