第四十七話 留守番中に現れる謎の男

─ポルサネ達が鉱山に行っている間...家にいるやつらは、暇を持て余していた

シキ「ヒマねぇ...」

ニコ「腕が...」

ユウ「あらら、動いちゃダメですよ...痛くなってしまいます...」

ピンポーン

何も頼んでないのに、誰かが来た

みんなが不信がって出ない

カイ「私見てみるわ!」

そしてカイが見ると、ケンがいた

でも、カイは出ようとしなかった

ケン「開けてくれよぉ」

カイは少し察していた、目の前の人はケンじゃないと

少し前に、死の気配を感じたんだ...

カイ「...みんな、聞いて...」

イチ「どうしたんだ?やべーやつでもいたのか?」

サン「その顔は、なんかいたってわけだね?」

カイ「...ケンが帰ってきた...でも...」

ユリ「アハハ!もう終わったのか?決闘」

ユリがそう言ってドア穴から覗く

数秒後、ユリから笑みが消えた...

カイ「どうだったか?違和感感じたでしょ?」

ユリ「あいつは...本物じゃない...」

サン「ちょ、ユリの顔が怖いよ...なんで?ケンは超強いはずじゃん!」

カイ「いや...相手は騎士団長って言ってたんだぞ...ケンより強くてもおかしくはないんだよ...それに...」

イチ「それに...?」

カイ「あいつが、不自然に笑ってるんだよ...」

サン「何!?」

イチ(乗っ取られでもしたのか...?)

ドンドンドンドン

ケン「早く...ハヤク開けてよ...ソノ扉ヲ...」

ユウ「ひぃ...」

レイ「とても怖いです...」

アヤセ「ちょっと分身、開けてきて...一瞬だけ...」

分身体「わかりました!」

テル「いや、開けたらまずいだろ、新ワープホール通って見てきてくれ」

スー...

ザクッ!

一同「...え?」

ドンドンドンドン

分身体「なんにもないですよ!」

カイ「...いや、死の気配を感じた...!あなた...分身体になりすましても無駄よ!」

分身体(?)「しょうがないな...真実を教えてやる...ケンは死んだ...」

あまりに突然の報告に、一同は騒然とした

カイ「...え?」

ニコ「そんな...」

分身体(?)「いや、本当なんだ...!話をするから開けてくれ...!」

カイ「分かった、開けr」

レイ「いやちょっと待って...!じゃああの音はなんなの...?とても怖い音...」

カイ「それはよくわからない...だが、死の気配がしたってことは...」

不審な点が多すぎる...!どうすればいいんだ...!

ゾン兄「...ワープホール通って行ってみる...」

テル「死ぬなよ?」

ゾン兄「...死なない...」

スー...

ザクッ!

一同「また!?」

外からゾン兄の声が聞こえてきた

ゾン兄「...分身体が2体いる...片方が倒れてる...もう片方は偽物だな...」

ゾン兄は分身体を引きはがそうとした

すると...自分のことを刺してきていた分身体が消えた...!

ゾン兄「...あれ...消えた...一瞬だけ男っぽい顔見えたと思ったのに...」

カイ「いったいどういうことなんだろう...」

すると、カイの後ろから奇妙な男が現れた

「ドア無くても入れた、なんだよかった...」

カイ「いや帰れぇ!」

カイは持ってた鎌の持ち手の部分で男を吹っ飛ばしてしまった

「いっだぁぁぁぁぁ!」

上空の彼方へ吹き飛んだと思ったけど、すぐ戻ってきた

「許さんぞ...!騎士団を呼びつけて持ってきてやるよあいつら...!」

そう言い残して、男は消えた

カイ(まためんどくさいことになりそうだ...)

─奇妙な男は、一体何のために来たのだろうか...

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