第四十六話 星の力

いやー...それにしても、町の人すっげぇ綺麗だな、光り輝くって意味で

レオ「その体、何でできてるんだ?」

「宝石でできています...」

ほう...ってか、町の人とかって攫われたりしないのか?

「かなり攫われています...多分200人ぐらい...」

おいおい...そりゃ大問題じゃねぇか...

ラミア「というか、あなたかなりボロボロですね...回復薬飲みます?」

「ありがとう...」

ゴクゴク...

「すごい...傷が全部治った...」

回復すると体が再生するシステム?

「多分そう...」

多分って...わかってないんかい...

「ダメージ食らったことなくてね...」

レオ「まぁ、今まで平和だったもんな」

「あぁ...どうしてこんなことになったんだ...」

泣き崩れるその人に、ユメはこう言った

ユメ「安心しな...新しいのを用意して、そして犯人をぶっ飛ばすからな...」

新しいの...?なんだそれは?

ユメ「察しがいいレオならわかるでしょ?」

レオ「ん?まさかお前の星じゃないでしょうね?」

ユメ「そのまさかです!行くわよ!レオ!」

レオ「しょうがないなぁ...」

ピチューン!ピチュピチュ!

星弾の音すっげぇキラキラしてる...

「なんですかその力!?」

もちろんこの人は驚く

ラミア「私はそれを変形させて宝石のようにします!」

カンカン!

どっから金床出したん!?

ラミア「バッグからです!」

そのバッグ特殊すぎませんかねぇ...大きさ足りないと思うんだが...

ラミア「細かいことは気にしたら負けです!」

えぇ...

「すごい...本物みたいだ...!」

感心しちゃったよこの人...

ラミア「ついでに家の形を教えてほしいです!」

「...へ?やってくれるの?」

ラミア「はい!やってあげますよ!」

「ありがてぇなぁ」

それにしても、設計図もないのに作るつもり?

ラミア「いや、レオに任せる」

投げやり...

レオ「ほれ、設計図だ!(手を設計図の紙に変化させて切り離す)」

適応ってそんなんだったか?ってぐらいすごいことするやん...

レオ「スッてやったらパッてできちまったぜ!」

うーん...雑やなぁ...

ユメ「とりあえずはこんな感じかな?」

す、すげぇ...

「家になっちまった...!」

そう驚いてるのもつかの間、こんな声が聞こえてきた

「おい!こっちに残り物がいるぜ!連れてくぞ!」

チョマジか、まだ居たのかよ...まあちょうどいいか

「おいお前、そいつをよこしな!じゃねーとぶっとばすぞ!」

レオに言うんだね...女の子は狙わずに...いや、レオが宝石みたいになってるせいか?

レオ「...オレの変装見抜かれてる?」

多分そうじゃね?

ってかあいつらは...おっと、うまく隠れてるってラミア!?なにそれ!?

ラミア「影隠れのポーション!あいつらからは見えない!」

いや黙っとけよ...

「なんかいるようだな?」

あぁもうばれたじゃねぇか...

ユメ「あんた達!何が目的なの?」

いやどう考えても宝石の人だろ、明らかに見てるし...

っと言ってる間にそいつ宝石の人に向かって飛び込んできた

ユメ「えぇい!近寄るなぁ!その人に!」

ピチューン!

ユメは星弾であいつを弾き飛ばした

あいつは仲間を呼び出した

「覚悟しろよお前...!お前ら!こいつらぶっ潰すぞ!」

「うおおおおおおおおおおおおおおおお!」

うわだっる...でも...

─宝石の人を守るために戦うぜ!

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