第四十五話 執念VS能力

─ケンとアミのバトルはもう最終盤面に向かっている!

ケン「貴様を...貴様を...殺してやる...!」

アミ「お前はいつまでもしつこい奴だ...!いい加減に死ぬがいい...!」

斬り合いは最初に比べてかなり激しくなっている...!

ケンにダメージがかなり溜まっている...!

でも、ケンは倒れない...!

なぜここまでして倒れないのか、アミは疑問に思っていた

でも、今は気にしている場合じゃなかった

アミ「お前は死にぞこないのくせに...なぜ来るんだ...!」

アミは細針を取り出す

ケン「貴様の手がそろそろ見えてきたんだ...!何度も投げつけやがって...!」

ケンはアミのその手を狙って蹴りを入れようとする

アミはバックステップで回避する

ケン「下がるんじゃねぇよ!」

ケンが回転蹴りでアミを蹴り上げる

アミ(ぐぅ...!お前...!斬撃から打撃に変えたな...!)

ケン「...そろそろ...貴様に真実を教えてやろう...!」

ケンは持っていた剣を捨て、拳で攻撃を仕掛けてきた

アミはこれを回避しようとする

だが、拳のほうが速かった

アミ「グヘ...!なぜだ...!なぜ回復しないんだ...!」

ケン「貴様は能力をよく見ていないんだろ...!」

アミの能力は、ダメージを力に変え、それと同時に回復するもの

でも、それは斬撃のダメージのみだった

それにアミは気づかなかった、だってずっと剣で戦ってたから...!

ケン「能力をすべて把握してこそ、強者だ...貴様は俺といたのに、なぜ忘れていたんだろうな...」

ケンは拳を振るい続ける

アミの装備は徐々に壊れていっている、今までの戦いで傷んでしまったのだろう

アミはそれでも長剣で攻撃し続ける

アミ「お前なんかに...お前なんかにまた負けてたまるかよ...!」

ケン「俺だって、負けらんねぇんだ...!」

アミにダメージが溜まっていく

アミ「ぐぅ...細針...!」

ケン「させるかよ!」

ケンはアミの手を蹴り上げる

それによりアミの手が折れる

アミ「うぅ...!だが、まだ戦える...!」

アミは折れた手を治し、また長剣を握る

アミ「いい加減に...眠りにつけよ...!」

アミの斬撃をまともに食らう

ケン「ガァ...」

ケンの足がふらついてきた

ケン(足に力が入らなくなってきた...)

アミ「オラァ!これが最後の一撃だぁぁぁぁぁぁ!」

ケン「アァァァァ...」

ケンは...腹部を刺された...

ケン「グフ...!」

ケンは、膝をついた

アミ「流石に心臓を突かれては動けないだろう...」

アミ(まさか、ダメージを受けるとは思わなかったが...やっと倒せた...!これでやっと私の生活は安泰すr...)

ザクッ!

アミ(なっ...)

ケンは、長剣を体から引き抜き、それをアミへ刺した

ケン「貴様を...殺すまでは...死なねぇって言っ...てるだ...ろ...グフ...」

アミ「ゲホッ...なぜだ...!回復するはずだったろ...!うぅ...!お前を...お前...を...!許さな...」

アミは、ダメージを一気に受けてしまった

故に、回復ができなくなったのだ

そしてどちらも地面に仰向けに倒れる

ケンはにっこりしていた、やっと一回目の死因を知れたのと、アミを倒せたことに...

ケン(やっと...倒せたぜ...だが...傷が多すぎる...これじゃ...歩いて帰れないだろうな...誰か来るのかな...俺を待っててくれよ...ハハ...)

一方でアミは、怒りに包まれながら、意識が混濁し始めていた...

アミ(なぜ...こいつに...ありえないのに...!私は...平穏に...そして楽にしていたかったのに...!どうして...こうなるんだ...!能力があれば...負けない...そして...死なないはずなのに...!)

そして両者は、そのまま目を閉じてしまった...

─町の人が助けを呼ぶ声が聞こえる...







作者の裏話

あの...ケンの場所知らないんですがどうするんですかね私...

あとバトルむずすぎぃぃぃぃぃ!頭おかしなるぅぅぅぅぅ!

というか、ケンの能力結局みんなわからないよな!

ケンの能力は...いつか判明させるよ...

今判明させたら後々のアレに困るからね...

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