第三十五話 洞窟にいるもの

山にて...

あぁ~...ひっさびさやなこの山

レオ「冷えたり熱くなったりした場所だ」

イフ「溺れたりマグマに飛び込んだりでしょそれ...(苦笑い)」

サン「ここら辺木ばっかりで邪魔やな!久々に切り倒すか?」

サンは斧を構えながら言っている

やめとけ、またこっち倒れてきたらどうするんや...

サン「そうだな...やめとくか...」

あっぶなー...ってうぉぉぉぉぉぉ!!!

深い穴に落ちた

一同「あれ?ポルサネは?」

みんな、俺が落ちたことに気づかなかった、一瞬の出来事だったからな

にしても、なかなか深いところまで落ちてしまったぜ...

暗いなぁ...ライトねぇかなぁ...

オッこんなところにライトが!って...あぶね、罠にかかるところだったぜ...

顔見えてんだよ、ライトで

「あら?ここに居たのね...ウフフ...」

なんだか今までのやつとは少し雰囲気が違うぜ...!

何も感じねぇ...!あるのは純粋さだけだ...!

しかも、ユリとはまた違った狂気性だ...!

なんだか命の危機を感じる...!逃げよ...あ、足が...!

逃げようとしたが、足を既に掴まれていた

足を見てみると、縄で縛られていた

おーい束縛系のパターンかよぉ!

「逃がすわけないじゃーん!久々の人間なんだからぁ...!」

ってか俺光の弾丸使えるじゃん、閃光みたいにしてやろうかな

「この指先もいい感じねぇ...!」

今だ!

パチィ!

「うぐ!目が...!」

ヨッシいまだ、縄を弾丸で斬って逃げるぞぉ!

いやまて、逃げるっていってもどこに逃げれば...

上に出口があるが...俺はあいつらみたいに飛べるわけでも身体能力がすごいわけでも

魔法が使えるわけでもないんだよな...能力だけや...

いや待てよ?この光の弾丸を撃つ衝撃で行けるんじゃね?(知らんけど)

「待てよぉ...!逃がさねぇよ...!」

うわ口調変わった、はよ撃って逃げよ!

ズドーン!

うぉぉぉぉぉぉ!!!

あいつの縄が来ないように弾丸で妨害する!

地上が見えてきた!!もうすぐだ!!

と思っていたら、あいつも飛んできた

「そんな簡単には行かないよぉ~!ウへへ...!」

うわぁめんどくせぇ、だが、空中では流石になんもしてこないな...

というかこいつ、装飾品が気色悪い...なんだよそれ...

(なんというか、色が全部混ざったような色の宝石を腕にかなりつけてるんだよな...)

お前そんな恰好だったのかよ、というかあのライトは結局なんだよ!

「ふへへ...私の能力で、目がライトになるんだぁ...!」

ほうほう...ってじゃあなんであの時顔見えたん?

「眼球がびよーんってなっちゃってね...」

(お前はオストか...オストもそんな高頻度ではやらんけど...!)

あとお前は俺に何の用があるんだよ、ただ追ってきただけか?

「へへ...よく聞いてくれたねぇ...実は...仲間に入りたいんだ...」

それならシンプルに言えばよかったのに...なんで束縛しようとしたのさ...

「...よくわかんなくて...あの霊のように一対一で話せばいいのかなって...」

あれはあの子が怖がりだったからなんだよ、あと見てたんだ...

「たまたま見たのよ...!」

あとこの穴どんだけ深いんだよ、地上見えないんだけど...

「かなり地下で待ってたからねぇ...」

まあ地上までは行くだろうから、その間に名前を付けてやろう

お前は35号だ、なんて呼んだらいい?

「チカと呼んでちょうだい」

あいよ...

チカ「そろそろ地上ね」

そうだな、俺以外にも仲間いることは知ってるのか?

チカ「知らないねぇ...あの霊しか...」

その霊はレイって呼んでるんだ、他は...覚えてくれ...

チカ「はいはーい」

地上までたどり着いた

ただいまー!

ゾン兄「どこに居たんだよ...みんな探してたぞ...」

マジで?誰も見てなかったのかよ俺が落ちるところ...

シキ「ところで...誰よその子」

あぁ、チカだ

おっとサンが家を持ってきてた

サン「家用意して待ってようと思ったら戻ってきてた、どこに居たんだよ!」

穴に落ちたんだよ

ユウ「もう夜ですし寝ましょう...その人も仲間ですよね?」

チカ「あぁ、そうだ!」

ユウ「ノア~!部屋追加しといて~!」

ノア「分かった!えい!」

ポン!

そんな感じで出してたんだ...

まあ寝るか...

─その後、ベッドでチカとカイが待っていたから床で眠りについて

三十一日目が終わった

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