第三十四話 道具鍛冶と大きいやつ

最近どこも行けてないような...

サン「久々にすっきり寝れたぜ!」

それは良かった

サン「変なのが引っ付いてきたけどな...(汗)」

ってガイア!?お前自分の部屋あるだろ!

ガイア「...んぁ?あぁ...多分場所間違えたぁ...ムニャムニャ...膝枕気持ちいぃ...」

すっごい気持ちよさそ...寝てる!?

サン「私の膝で寝るなぁもう...」

サン照れてる...

イチ「ガイア意外と似合ってるぞそのカチューシャ」

ガイア「えへへーありがとう!」

お前は何故か黒が似合うんだよな

ガイア「それはどういう意味かしら?」

アッスミマセン

ニコ「言っちゃだめだよそれは...」

キャー!

誰かの悲鳴が微かに聞こえた

レオ「なんだ?なんか聞こえなかったか?」

ニコ「気のせいじゃない?」

ダンがユサユサと慌てている

どうしたダン

ユサユサ(あっち!あっち!)

あっち...え?

窓を見てみると、冒険者みたいな女の子が走ってきた

窓をガンガン叩いて助けを求めているように見えるので外に出てみた

ちょレオとニコもついでに来てくれ

外へ出て、窓のところへ行ってみると、女の子が勢いよく走ってきた

「助けてぇ!大きいクマが追いかけてくるの!」

クマ?んなもんここら辺いたっけ...?

ニコ「ここら辺にはいなかったはずです...」

レオ「どのぐらいでかいん?」

「あなた達の2倍ぐらいです...!」

でっか、それ3m超えってことかよ

ニコ「そのクマについての特徴はわかりますか?」

「白と空色のしま模様でした!あと体は若干細めでした!」

多分普通のクマじゃねぇな

「あっあれです!」

指してるほうを見てみた

女の子が言った通り、本当に俺らの2倍くらいやん...

あとクマ耳の生えた女の子になってるやんけ、マジのクマ想像したのに

「あれ...?人みたいになってる!なんで?」

レオ「オレの目があいつの見た目を変えたのかもな?」

そんな能力だったっけ?お前の能力適応じゃねぇの?

レオ「いくら適応ができる俺でも、怖いものはそれほど得意ではないんだ」

ニコ「俗に言う擬人化ってやつですね!」

なんで知ってるの?

レオ「だが、変えるのは見た目だけだ、気をつけろよ」

それは先に言ってくれよ、普通に近づこうとしてたわ

ニコ「いやなんで元クマに近寄ろうとしたのよ...」

いやー...なんとなく...

レオ(この人何でも仲間にしようとするよな...)

というか、これ変化したことあいつ気づくん?

レオ「むしろ気づいてないほうがおかしいけど」

ニコ「あっ今気づいたみたいよ」

元クマは自分の手を見て驚いてるようだ

そしてこっちに近づいてきた

ニコ「襲いに来た...わけではなさそうですね」

元クマの目元がよく見えないがレオをジーッと見ている気がする

レオはクマに掴まれた!

レオ「なんだなんだ?離してくれよ!ちょま!」

ギュー

ニコ「抱きしめられてますね...」

レオ「プハァ!ハァ...ハァ...なんだ...嬉しかっただけか...」

あ、マジでハグなんだ、何かと思ったわい...

「すごく可愛いですね!」

あっまだ居たんだ

「扱いひどくない?」

いやだって...ってユリが外に出てきてる...

「あっマイ~!」

女の子はユリへ駆け寄る

ユリ「アハハ!久々に見た顔だぁ!あと前の名前で呼ぶなぁ~!ユリと呼んでぇ~!」

それ前の名前なんだ、ミアが目覚めたときにも聞いたけど

「頼んでたもの作ったよ!あと服のデザイン凄いね!」

ユリ「アハハハ~!誰かに刺されたときにできたぁ~!」

そうだったんだ...

「えぇ!?刺されたの!?完全にデザインだと思ってた...」

白パーカーにこんなデザインあったよなぁって俺も思ったんだけどなぁ...

ユリ「アハハハ!このナイフとても持ちやすいぞぉ~!」

頼んでたものってナイフか...

ユリ「アハハ!一緒に住まないか?」

「えぇ...?いいんですか?」

待て待て、名前つけたいぞ...

ユリ「名前はあるぞ!ラミアだ!」

わかったわかった、33号で、ラミアと呼べばいいんだな

あとレオ、そいつどうするよってまたハグされてる...

とりあえず...そのクマは34号と名付ける、なんて呼ぼうかな...

ん~まぁ、ユキと呼ぶことにするか...

ラミア「にしてもこの家凄いでかいですね!何人住んでるんですか?」

ユリ「30人くらいかな!」

よく出せるよなぁノア、こんなでかい家を...

時間はまだある、今日は新天地に行こう

─今日はまだ始まったばかり、すぐに準備して行こうか、あの山にあった洞窟に...

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