第三十三話 厄介な相手

いやーほんとめんどくさいこいつ、動きはすばしっこいし、ハサミで切られかけるし

攻撃が当たらねぇよ...

「動きを鈍くしてあげる...!」

ん?あっ足元にクモの巣が!ってことはこいつクモか!

それにしてもすげぇ粘っこいなぁ!

「うふふふ~!そろそろ食べてやるぞぉ...!」

あぁもうめんどくさ!久々に撃つか!光の弾丸!

光の弾丸を飛ばす、しかし当たらない!

「ふん!それがあることは知ってんのよ!通じるわけがないわ!」

あらま、知られてたか、何で知ってるのか知らんけど問題ない

手はまだあるからな!

ガシッ!

「私にしがみついて何する気だい?」

ただ単に投げつける

「投げつけたってダメージは入らないよ!」

距離取るためさ、地面走っていこうにも糸が邪魔だから、投げる反動で飛ぶってわけ

「それで意味があるとでも?」

あるといいな、よくわかんねぇけど

光の弾丸を大量に出して変形させて剣にする

そしてそれで攻撃をする

「くそ...!まだ抵抗できるのか...!」

いやー...互いに攻撃が通らねぇな

「でも、私はまだ本気出してないんだよね...!」

ほう、それはマズイ、俺は腹減ってきて力でねぇわい...

「うふふふ...厄介なものが増えたらまずいよねぇ...!」

クモ女の腕が2本増えた、というか、隠れてた2本の腕が出てきた

クモだもんな、そりゃそうかなんて言ってる場合じゃねぇ!

あのハサミが増えたらきついんよ、今の時点で結構ギリギリなんだ

ハサミで切り刻もうと、腕をブンブン振ってくる

「オラオラァ!」

やっぱ止めきれねぇなこの数は...ダメージを受け始めた...

「いつまで耐えられるかな...!」

いやぁ結構キッツイなぁ、あのハサミ...見た目通り、切れ味がすげぇ...

傷が増えてきて、若干つらくなってきた...

あいつの攻撃を避けようとして、じっと見ていると、ある違和感に気づいた

だから言ってみることにした

お前、何かを感じないか?

「何を言っているんだい?私は何も感じないさ...!」

あ、気づいてねぇな、攻撃仕掛けたろ

俺は剣を投げ飛ばした

「やっぱそれか!当たると思ったか!」

やっぱ命中しなかった

命中したのは、後ろの木だった

木が切れて、倒れてきた

「はっはっはっは!覚悟しグヘェ!」

ちょうど脳天に木が直撃した

いやーよかった、隙は突けなかったけど、後ろの木のおかげでどうにかなったわい...

さて、放置すんのだるいから復活させたろ

シュゥゥゥ...

やっぱこの音よ

「あうぅ...まさか木が倒れてくるなんて...ってなんで復活してるのかしら私」

俺が復活させた

「えぇ!?敵だったのに復活させるの!?」

復活させたら仲間にできるからな、誰だろうと復活させたら仲間よ

「うぅ...わかったわ...」

そんじゃ、お前は32号だ、なんて呼んだらいい?

「ガイアで」

わかった、とりま家帰るぞ、腹減ってきた...

ガイア「それにしても、こんな見た目で大丈夫かしら?」

知るかよ、俺に聞かれてもいいんじゃないとしか言えねぇよ

ガイア「それにしても、もう夜なのね」

あれ、もう夜!?だから腹がずっと鳴ってたのか...

ガイア「まぁ、軽く食べて寝たらいいんじゃない?」

それもそうだな...

─一日はとても短いものだ...始まったと思ったら終わっているんだからな...

と思いながら、三十日目が終わった








~制作裏話~


やぁどうも、作者の私だ、ポルサネだ!

今回、ガイアが仲間になったわけだが、クモ娘といったら誰を思い浮かべるかな?

俺はCliffSide(クリフサイド)に出てくるコーディかな

ちょうど作成中にクリフサイドが流れてきたから()

だから、ガイアがクモ娘になったんだよ(本当は違うキャラにする予定だったけどな)

正直名前のほうで一生悩んだ

以上で裏話は終わりだ!

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