第三十二話 イライラの原因

ユウ「最近サンがよく眠れてないようです...」

クマがひどくなってるよな...

ユリ「部屋で変な音もするしな...」

あとオストとレイがなかなか部屋から出てこねぇんだけど...

ニコ「ちょっと見てきます!」

寝てたら起こしてきて

ニコ「わかりました!」

─数分後...

サン「だぁぁぁぁ!また寝れなかったぁぁぁ!」

サンがドアをガタッと開けて出てきた

めちゃ勢いよく出てくるやんけ

部屋の中見ていい?

サン「見てくれよ!ほんと最悪なんだよ!」

ほうほうってなんじゃこりゃ!?

部屋にめちゃくちゃ虫が居た

ユウ「...もしかして、これを放置してたんですか...?」

ユウの顔が青くなってる...

サン「斧でやろうとしたけど、家が壊れるからできなかったんだ!」

ユウ「それいつからそうなってたんですか?」

シンプルに気になったようだ

サン「二日前ぐらいだ!」

どうして誰にも言わなかったんだ?

サン「言いたくなかったんだ!虫がいるって言ったら引くと思ったんだ!」

なんだよ...別に大丈夫だよ、虫が嫌いなやつはこの中にはあまりいないと思うから...

レイは多分逃げるけど...

んなことを話していたらニコが戻ってきた

ニコ「オストの部屋で2人が幸せそうに寝てました」

ほうほう、って起こせやぁ!

ニコ「あっそうでした!行ってきます!」

にしても、2人で仲良く寝るなんて、何があったんだ?

テル「おめぇ昨日夕方に寝てたのになんでいつものように朝早く起きるんだ?」

起きる時間はいつも同じでな、何時に寝ようと、この時間には起きてるよ

あとどうするんだこの部屋、だれかなんかいいやつ持ってない?

レオ「虫かぁ...無難に殺虫剤でいいんじゃね?」

サン「こいつら、殺虫剤が効かないみたいなんだ...」

えぇ...だっる...

サン「あとあの密集してるところなんなんだ!邪魔すぎる!」

塊やん...ちょイワ!こっち来てくれ!

イワ「どうした?」

あれをつぶせるか?

イワ「あー多分できるよ、変形するからちょっと待ってな」

イワは体のパーツを変形させ始めた

するとプレートのようになった

イワ「サンちょっと部屋の中にあるもの巻き込むかもしれん」

サン「関係ねぇ!虫を処分しろ!」

ズドーン!

イワ「多分ほぼ潰したよ」

よしよし...あとは捨てるか...

イワ「捨てる必要ないよ、分解したから」

ファ!?そんな便利なものが!?

イワ「あれぐらいならすぐ分解できるよ、大きいものは時間かかるけどね」

へぇ~...すごいな...流石イワだな

そんなことを言っていたらニコが戻ってきた

ニコ「起こしてきたよ~!」

オスト「...まだ眠い...」

レイ「よく眠れました!」

よし、食事の時間だ

コンコン、コンコンコンコンコンコン

今日は何が来たんだよ...

ドアを開けてみると、黒いカチューシャをつけた女の子が立っていた

手足が服で隠れていたが、明らかに人ではないことが分かった

何の用?なんも頼んでないし、宗教にも興味ないんだけど...

「私の子分を潰したでしょ?」

...は?

「ほら、あの部屋にいた虫達」

潰してはねぇよ、分解した

「大切だったのに...許さない...!」

なんかやべぇ予感...

シュシュシュ!

おっと、手がハサミみたいになってやがるぜ

何なんだこいつは、足が4本だぞ...

さっき、あの虫を子分って言ってたな、こいつのせいか...!

こいつは手がかかるぜ...!


─ここから、壮絶な戦いへとなる...

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