第二十七話 買い物中の事件

今日は、とある町に来ているぜぇ!

「ここ、あの池の近くにあったんだよね、なんかあるんかな、特産品とか」

サンが見てなかったらここ行かなかったかもな

「いぇーい!見つけててよかったぜ!」

「この町で何か買ってく?武器とか」

カイはなんか買うのか?

「私は...弓かな?」

あーね、遠距離武器が欲しいのか、ってあの魔女達はどこ行ったん?

「...あっちで魔導書見に行ったよ...」

あっマジやん、オストはなんか買わないんか?

「...剣を買いに行こうかな...素手はさすがにきつくなってきた...」

ほう、あそこにあるから買ってきたら?

「...行ってくる...」

さて、みんなそれぞれなんか買いに行ったようだし、俺もなんか買うかな...

アッこれいいじゃん、復活の草、これがあればやべーやつが来ても大丈夫そうだな

「キャーッ!!」

へ?なんだ?

「この店の商品全部よこしな!じゃねぇとこいつやっちまうぞ!」

オストがナイフ持ったやつにつかまってるなぁ...

オストはゾンビだから、捕まえて脅そうとしても意味ないんだよな...

「...触らないでよ...気持ち悪い...」

「あんま喋んな、首切っちまうぞ」

そして首にナイフを突き立てるが、オストはニヤリとしていた

「...斬ってみなよ...そのおもちゃで...」

そしてやつは言われた通りに首を斬った

血しぶきが舞い、オストの首が取れる、周囲に居たみんなが震える

残酷な光景が広がってる中、オストはこう言った

「...やっぱり、キミはバカだよ...私のことを知らないなんて...」

オストは首だけでも生きてるんだよ、ゾンビだからなのか知らんけど

そしてやつが掴んでいたオストの腕が、やつの首を絞める

「グェェェェ...」

そうしてやつを気絶させた

「...この人どうする...」

仲間にする価値もない、置いておくか

「アハハハハハ!あ、あれ?変なことをしてそうなやつはどこ行ったぁ?」

オストが気絶させたよ

「アハハハ!こいつかぁ!持っていくねぇ~!」

え?何する気だよ...

「いい剣が見つかったぁ~!」

ケン、すっげぇでかい剣持ってんじゃん

「これ振り心地最高だぜ!」

よかったやん、ってか、みんなも戻ってきてるわ

「水を1000ゴールドで買う羽目になった...シクシク...」

あらま、ドンマイニコ

「なんだろう...このコンクリートパウダー美味しそうだな!」

何買ってんだよレオは...ってか食おうとすんなよ...

そんで魔女達は何買ったん?

「防御力上昇の呪文を唱えるのに使う魔導書~!」

「ウフフ...毒ヘビよ、毒の調合に使うから」

「プロテイン!修行場で飲むの!」

まともなのがノアしかいねぇ...

ウパ三姉妹も帰ってきた

「白いウーパールーパーなんて初めて見たね」

「おねぇちゃんも見たことないよ」

「わが妹たちはかわいいなぁウへへ...」

手のひらサイズでかわいいじゃねぇか

さて、あとはユリを待つか...

─数分後、ユリが戻ってきた

「ユリ...口の周り血塗れなんだけど...なにやってたん?」

ケンが震えながら聞いた

「アハハハ!反省の色がなかったから搔っ捌いて食べたぁ~!クッソまずかった~!」

食うなよ...

「悪魔でもドン引きするレベルのことするじゃん...」

イチとイフが揃えて言った

「...この人怖い...」

レイが震えている、そりゃ当然だよな、初めて見るもんな...

夜が来た、宿探して寝よう...

─その後、宿を見つけ、みんなそれぞれの部屋で眠りにつき、二十六日目が終わった

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