第二十三話 vs大量の軍隊

あぁ~よく寝れた!

「気持ちいい朝だな!」

サンはいつも朝から元気だ

「それにしても、ノアはすごい魔法を持っているんだな!」

イフが自分の部屋から出てきながらそう言った

「魔法の修行して、ほとんどの魔法が使えるのよ!これぐらいはできなきゃ!」

修行熱心なんだなってうぉ!

銃声が響く

「指揮官を返してもらおうか!」

あれが総長か?早朝から何の用だ...

「聞いてるのか?指揮官を返してもらおうかって言ってんだよ!」

明らかにイラついているやん...

返すわけにはいかねぇんだよな、俺の仲間だから

「ハァ!?貴様...覚悟しろよ...!」

あ~...めんどくせぇことになりそうだ...

やつが分身を作り出した

「あれが彼女の力よ、分身を作って、それで攻撃を仕掛けてくるの」

マジかよシキ

分身体がどんどんこちらへ向かってくる

俺は光の弾丸で対抗する

しかし、数があまりにも多い!処理しきれねぇ!

「トライデントで貫こうにも、数が多すぎて止められてしまう...」

「深海の圧力にも耐えてくるわね...」

流石に無傷で受け止めきれず、ダメージが増えていく

「ポーションのストックが足りないわ...」

イタチも苦戦しているようだ

このままじゃ囲まれるな...ん?

銃弾が、ミアに向かって飛んできていた

「グハァ!ハハ...ハハハ...」

ユリ!ミアをかばって...すげぇ重症じゃねぇか...

「アハハ...ミアだけは...守ル...!」

ケン!ちょっと守っててくれ!

「おっけー!任せろ!防御は得意だぞ!」

ケンは銃弾を全て鎧でガードしている

強いなその鎧

「この鎧、絶対に壊れないって呪いがついてるらしいんだ、安いから買ったんだよね!でもここまで頑丈だとは思わなかったぜ!」

びくともしてないじゃん

「というか、アンタそこにいてなんで傷が少ないんだい?」

全部光の弾丸ではじいてる

「すげぇな!」

「...銃弾なら耐えれるんだよね...」

(オストもそうなんか、って蜂の巣じゃねーか!なんで耐えれるんだよ!)

「...ゾンビだし...痛覚ないし...」

(不思議な体してんなぁ!)

「...あの天使たちのほうが不思議だよ...」

オストが指してる方向を見てみると、悠長に紅茶を飲んでいた

(噓だろ!?銃弾を無効化してる...)

「...銃弾が効かない人もいるんだな...」

そんなこと言ってたら、さらに強そうな軍隊が来た

「流石にこれを使うしかない...!形態変化、白!」

カイの姿が変化しだす

元のグレーの髪から、白に変わっていく

そして、天使のような姿へとなった

「攻撃ができなくなるけど、自分を強化できる!」

そして、前に突撃する

軍隊はカイを撃つが、それはすべて吸収される

「形態変化、黒!」

カイの髪色が黒に変化する

天使のような姿が、死神の姿になる

そして、大きな鎌を構えてこう言った

「魂の切り裂き!」

大量の軍隊が真っ二つになる

あの時からずいぶんと強くなったな...カイ...

「私の軍隊が...負けるなんて思わなかったよ...」

やつも驚いている

「総長!こっちで一緒に冒険しましょうよ!」

シキが一生懸命説得する

「いいだろう...」

よし、仲間にできた

名前を付けてやろう、君は25号だ、なんて呼べばいい?

「アヤセと呼んでくれ」

わかった、にしてもめっちゃ時間かかったな、もう夜だよ...

「本当じゃん、アヤセさんの家も出しますね!」

ノアがこれまたすごい家を召喚した

「すごい魔法だな、数日前から見ていたけど」

アヤセ、見てたのか

─銃撃戦でかなり疲れたが、二十二日目が終わった

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