第十五話 マグマダイブ

さて、今日は待ちに待った頂上を探索するぞ!何があるかな?

「頂上で何をする?」

イチがそう聞いてきた

俺の答えは決まってる、いい景色を見るってな!

ということで、山の景色を見てみた、正直あの海が永遠の夜なことしかわからなかった、高すぎるんだよこの山、下が見えねぇよ

「酸素濃度とか大丈夫なの?」

サンが不安そうな顔で言っている

「大丈夫だ、俺が適応してここら辺の酸素濃度を地上と同じにしている」

レオがそう言うなら大丈夫か

「...見てこれ、溶岩だ...」

オストが指していたのは、かなり大きい穴の底にある溶岩だった

「マジ?ちょっと行ってみるわ!」

レオが飛び込む

噓だろ!?無理だろ!戻ってこい!

「おねぇちゃん!レオが!」

ナツが慌てている

「わが妹よ、私の力を見せてやろう、あそこらへんだな...発射!」

リアが水を超高速で発射し、レオの下の溶岩にぶち当てた

水で溶岩を固められるわけもなく、レオが溶岩へ突っ込んだ

「あったけーな、溶岩って」

レオは平気そうだった

んなことある?

「アハハ!あったかそーだな!」

ユリがそう言って飛び込もうとする

「おいおい、切り裂くならわかるけど飛び込むのは無理だろ」

カイがそう止める

「人を上げる魔法でレオをここに戻します」

ノアがそう言ってレオをすごいスピードで上に飛ばした

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

「レオさん、かなり上まで飛んでしまいました...」

ユウが苦笑いで上を見ていた

まあ、戻ってくるだろ...

「じゃあ速度を変更する魔法でも与えてやろうかしら」

イタチがそう言ってすげぇスピードでポーションをぶん投げた

「!ぉぉぉぉぉぉぉぉぉおう」

逆再生じゃねーか!

(よし、キャッチしたぞ!)

よくやったイワ!

「うぐぅ...宇宙に一瞬だけいった気がするぜ...」

どんだけ速い速度で上がってんだよ

とりあえず、いい景色が見たかったけど、見れなかったから降り...あっ...

滑って溶岩にダイブしているなこれ...

というか、スローじゃね?

「ウフフ...かけといてよかったわ...!時間操作のポーション...!逆再生...!」

すげぇ、ちゃんと滑る前まで戻ってるわ

「すごい魔法のポーションですね!あとで作り方知りたいです!」

ノアはまたそれか

「ウフフ...帰ったら教えてあげるわね」

さて、今度こそ戻ろう...と思ったけど帰り道忘れたな、どうするか...

ユサユサ

ダン、どうしたんだ?なんか見つけたか?

ダンが指している方を見たら、剣士が倒れていた

「落下で死んだようだな」

カイが死因を探ってくれた、復活の時間だ

シュゥゥゥ...

「...ハッ!あれ、傷が治ってる~!」

あぁ、俺が復活させたからな

「マジですか!ありがとうございます!」

仲間になるか?めっちゃ楽しいぞ

「もちろんだ!」

じゃあ、19号と名付けよう、呼び方は何がいい?

「なんでもいいかな」

じゃあケンだ!いいな!

「わかった!」

すごい豊かなメンバーがそろってきた気がする

おっと夜だ、サンかノア!家あるか?

「あるよー!」

「それ!」

家召喚今思ったけど強いな...

─いつものように眠りにつき、十四日目が終わった

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