第八話 イタズラハウス
...今日はこっち行くの?
「アハハ!面白そうなものがあるの~!」
ユリが指していたのは、謎の家がある方面だった。
俺は感じるぞ...!まともじゃねぇぞあの家...!
「とりあえず行ってみようぜぇ~!」
サンはテンションが高い。
「...大丈夫なのかな...」
オストの感情はあまり読めないが、不安そうなことはわかった。
さて、うだうだしててもしょうがねぇ、行くか!ってうぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!
「早速落とし穴だな...」
イチがそう言った
「開幕だけだろ!行くぞォォォォォォォ!」
サンが勢いよく行ったと思ったら、違う落とし穴に落ちた
幸いそんな深くなかったから、すぐ出れたが、かなりめんどくさいな...
「トライデントに乗っていく?」
それ乗れるのかよ!?先に行ってくれよ...
「みんな乗って!これぶん投げるよー!」
「ぶん投げるのかよ!」
サンが勢いよくツッコんだ
そうしてみんなが乗ると、イチがトライデントを勢い良く投げた。
なんと、家の壁をぶっ壊して中に入ることができた。
「壊しちゃって大丈夫なのかしら...」
ニコが不安そうだった
「まあ、謝ればきっと許してくれますよ」
そうして家の廊下を歩いていこうとする。まあ、家の中にもトラップがびっしりだったがな...サンやニコが勢いよく進むから、回避が楽だったがな...
そうして二階へ着いた。
「ウフフ...私が作ったこの家はどうかしら?楽しいでしょ?」
うるせぇ!おかげで大変だったよ!ったくよぉ!そもそも、なんだお前!
「私?私はデバフ専門の魔法使いよ!このようにな!」
うぉ...動きが...
「あははは!動けないでしょう!これがいいのよ!」
「性格が終わっているわ...」
ニコがそう言いながら、光の玉を放つ
しかし、回避されてしまう。動きを遅くされたせいで、光の玉も遅くなっているのだ。
「次はこれよ!苦しむ声を聞かせて頂戴!」
マズイ!毒か...!
「アハハハ!もっと苦しめ!叫びを聞かせてよ!」
そのとき、後ろからなんか飛んできた
「後ろ失礼!」
イチが後ろから壁をぶち破って魔法使いの背後からトライデントで攻撃を仕掛けてきた。
想定してなかったんだろう。豪快にヒットして、そのままノックダウンした。
...どうするこいつ、一応仲間にしとく?
「まあ、いいんじゃない?強そうだし」
シュゥゥゥ...
「ひ、ひどい目にあったわ...」
もう仲間になったんだから、デバフを味方にかけるんじゃないぞ
「わ、わかったよ...」
そんで、お前を10号とする、イタチと呼んでもいいか?
「い、いいわよ...」
こうして、イタズラハウスを制覇した。
めっちゃ疲れた...というかイチ!どうやってあんな攻撃したんだよ!?
「トライデントを投げて、その直後にトライデントに乗っただけ」
常人じゃねぇ!人じゃなくて悪魔だけど!
めっちゃ疲れたので、これ以上は冒険せず、寝ることにした。
─ドタバタしたせいで長いように思えた七日目が終わった
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