第四話 隣町へ

森を抜けると、町が見えてきた。

「うぉぉぉ!なんだあれ!初めて見たぞ!」

サンが興奮している。

「一瞬だけ見えた光景だな」

イチ飛んでる最中に見えてたんだ...

それにしても、少しだけだが、暗いな雰囲気が...

なんかあるかな...食べ物欲しいな...

あたりを見まわしたが、武器屋か鍛冶屋しかない。

「なんで武器ばっかりあるんだろう...」

ニコが当然の疑問を持っていた。

町の人に聞いてみよう。

イチが訪ねてみた。

「この町は、少々荒っぽい奴が多くてね、みんながみんなを警戒するんだ...君たちも気を付けるんだな...」

と聞いた人全員が言っていた。

町中はちょっと怖いから、裏道から行くことにした。

かなり暗い雰囲気があったが、行くしかない...

そうして歩いていると、何かがニコの足にぶつかった。

ライトで照らしてみると、人の手だった。

「いやぁぁぁぁ!!」

人が倒れていたのかここ...

復活させようか正直迷った、襲い掛かってくるかもしれないから

でも復活させてみた。

シュゥゥゥ...

「アハハ...アハハハハハハハハ...!」

奇妙な笑い声とともに、起き上がる人。

よく見てみると、白い髪の女の子だった。

「エヘヘ...アハハハ...」

ずっと笑っている...狂人のようだ...

だが、襲い掛かってくることはない...ちゃんと仲間になっているのか...

「正直かなり怖いですこの人...」

俺もそう思う、だが仲間にした以上、名前を付けなければならない。

今日から、君は4号だ。君をヨ...

「ワタシ...ユリ...アハハ...」

...なんとなく圧を感じたので、ユリと呼ぶことにした...

「悪魔がいうのもなんだけど、すごい怖いなこの人...恐怖を感じるよ...」

まぁ、そう思うのも無理はないさ、明らかに常人に見えないもん...

ひとまず裏道を抜け、宿屋を見つけた。

肩から力が抜けた気がした。

部屋を決め、そこで寝ることにした。

...数日で仲間が結構できたな...

この後、どうなるんだろう...

─そう考えながら、俺は眠りにつき、三日目が終わった

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る