月待紫雲のゆるレビュー
RTA世界一が勇者転生!【嫌われるほど強くなる】スキルで、ド畜生変態史上最低クズ勇者となった俺は、王女ちゃん剣聖ちゃん聖女ちゃんを誘拐してパーティ結成!(ヒロイン涙目)魔王討伐RTAを目指す!
RTA世界一が勇者転生!【嫌われるほど強くなる】スキルで、ド畜生変態史上最低クズ勇者となった俺は、王女ちゃん剣聖ちゃん聖女ちゃんを誘拐してパーティ結成!(ヒロイン涙目)魔王討伐RTAを目指す!
『RTA世界一が勇者転生!【嫌われるほど強くなる】スキルで、ド畜生変態史上最低クズ勇者となった俺は、王女ちゃん剣聖ちゃん聖女ちゃんを誘拐してパーティ結成!(ヒロイン涙目)魔王討伐RTAを目指す!』
スイーツ阿修羅様の作品
https://kakuyomu.jp/works/16817330668644163643
タイトルに詰まりすぎている(既視感)。
前置き
RTAとはなんぞや? この作品内で説明がありますが、「ゲームクリアまでのタイムを競うもの」です。
まぁRTAなので、早いことは重要なのですが、最速が求められているというと微妙に違うところなのが難しいところ。
人間なのでパーフェクトなプレイをやり切るのは難しくガバがどうしても出てしまいます。どんなミスを許容として、どんなミスを「再走」とするのかは走者次第ですかね。生放送で競技として挑戦してるものもあれば、動画で一番うまくいったプレイを投稿している人もおり、楽しみ方は人それぞれですね。
またクリア状態……最近のゲームで言えばトロコンをするかしない等、クリアまでの達成度を設定するAny%であったり、一言でクリアといっても走者によって違うのですな。
RTAにそれほど理解があるわけではないが、「競技」となっている以上、RTAというものはゲームへの理解度が重要だと思っています。
一日目(昼)まで読了。
1 タイトル&キャッチコピー
タイトル:長 す ぎ る
『RTA世界一が勇者転生!【嫌われるほど強くなる】スキルで、ド畜生変態史上最低クズ勇者となった俺は、王女ちゃん剣聖ちゃん聖女ちゃんを誘拐してパーティ結成!(ヒロイン涙目)魔王討伐RTAを目指す!』
ログライン系ってやっぱながーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!
タイトル上のインパクトは確保されていると思います。「嫌われるほど強くなるスキル」や「クズ勇者」、ヒロイン誘拐してパーティー結成など、どんな話が展開されるのか気になるようにはなっています。通常のチート異世界転生モノと違うのはやはりRTAの要素。
キャッチコピー:罵倒
『王女「くたばれ勇者ッ!」剣聖「この卑怯者がッ!」聖女「ド変態っ///」』
我々の業界ではご褒美――っていうのはもう時代遅れだったり……?
私ツンデレとか特別好きなわけではないので私自身はご褒美に感じませんけども。
感じませんからね!?
2 あらすじ
あらすじ:インパクト
ひとまず序盤のつかみと考えれば成功しているのではないか、といったところ。
キャッチーですし、わかりやすいですし、いいと思います。
3 ストーリー
ストーリー:お し い
読んだ範囲だとRTAの要素の魅力がない。女神とのやり取りを「ムービー」と捉え、スキップと言ったり、嫌われスキルを当たりだと考えて選択するところであったり……
――効率厨では?
どこが違うと言われれば微妙なところなのですが。
確かにムービーはTASというジャンルでも「イライラタイム」とか言われる場合もありますし、個人でやっているときにムービーが邪魔くさいと感じるときもなくはないのですが……この表現だとゲーム脳+効率厨では?となってしまうのが読んだ範囲の感想。
じゃあ、RTAらしさってなんぞやっていうと――まぁやりこんでいるゲームだからこその知識量だったり理解力であったり、全く知らない世界に転生という形であるのならRTAならではの豊富な知識量に基づく思考であったり、場の状況であったり、そういうのがあまり感じられず、最速を考えるのなら「嫌われスキル」がなぜ適切なのかの説得力があまり強くないというか(好感度稼げてないと発生しないイベントがある場合のリスクとかどうするんだろうとか)、やりたいことが「クズ勇者」なのか「効率」なのかよくわからない感じですね。
RTAだとグリッヂというバグを利用して大幅にタイムを短縮したり、レギュレーションがあったり、前述の再走やらAny%の要素をどう盛り込むかが単純な「クズ勇者」との差別化になってくるわけですが、例えばこれが一週目で「再走」スキルを手に入れておいて、二週目になると「再走」スキルは選択不可かつ再使用不可になるので、一週目で集めた情報をもとに最速を目指せるのが「嫌われ」スキルだったとかならまだRTA要素があったりするのですが……うーんといったところ。あとは例えば「勇者の剣」より「剣聖の剣」のほうが装備条件緩くて強いから先にそっちを奪うとか……ゲーム世界だから「ムービー」の強制力があるとか「グリッヂ」が使えそうな場面を見つけるとか、そういうのがほしかったというか。
主人公の行動の突拍子のなさがRTA走者由来のものではなく「効率よく自己強化する為」の行動なので、なんというかRTAの魅力があるかといえばそうでもない……難しいですね。
4 キャラ
キャラ:キャッチー
それぞれ個性がわかりやすくていいですね。ちょっと聖女が変態ですけど。
あとは聖女とか剣聖がたくさんいるのは結構面白いですね。
5 世界観
世界観:王道
恐らく主人公が嫌われスキルを選ばなければコメディ要素のある異世界ファンタジーとして無難?ではあったのかな、と思います。そこで嫌われスキルは良い感じのアクセントになっていますし、やはり嫌われという状態は状況に左右されやすいのでスピード感と不安定さが物語に強弱をつけられるのでいいと思いますね。
6 文章
文章:あっさり
すっきりしていてよみやすいほうだと思います。
7 まとめ
こういう話はスピード感が大事なので、重要なスピード感やキャッチーさはしっかりとされている様子。RTA要素で強く引き込めたらもっとよかったのになぁーと思ったり思わなかったり。
あらすじや要所要所を読んだ感じではストーリーラインは最後までしっかりしている印象は受けるので、王道テンプレものとしては読みやすい部類かと思われ。
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