私の詩集

弥生ホノカ

虫、鳥、草、人間。

机から目を離せば

きらわれ者のカメムシ

えっちらおっちら 壁をのぼる

やっぱりぎゃあっと叫ばれ

手元にあった 汗拭きシート

三枚重ねでぱっと掴まれ

ごみ箱のなかへさようなら


食卓から外の木を見れば

木になる赤い実 ついばむヒヨドリ

高い声で 仲間を呼ぶ

呼んだはいいものの実を横取られ

仲間は満腹 自分は空腹

ちいちいなくけど無視され

これが毎日なんだから どうにかしてほしいね


外を歩けば

踏まれてばっかりの知らない草

風吹くたびに 小さく揺れる

通りがかる子どもにわざと踏まれ

花びら潰れ 土色に染まる

かわいいねなんて言われてるけど

キミにとっては地獄だよね


玄関を開ければ

昨日までとは違う なんかふしぎな感じ

鞄揺らして スキップしてみる

川沿いの桜並木を横目に はなうた歌い

おはよう 元気?

久しぶりに会った いつものキミと

校門を 自動ドアを抜けた

新しい春にごあいさつ。


読んでいただけて嬉しいです。ありがとうございます。

いやぁ、とうとう春到来ですね…。

でも、あったかいなぁと言っていたら、急に寒くなったり、雨がざぁざぁ降ったり。

よくわからない天気が続いています。

そして、新しい学年、新しい学校、新しい職場になった皆様に、エールを送らせていただきます。

気候の変化、環境の変化で体調を崩しやすくなっていると思います。

皆様が健康でいられますよう心よりお祈り申し上げます。

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