愛マシマシの分からせタイム♡
「あ、琥珀〜!今日琥珀の家行っても良い?」
「…え?い、家ですか…ちょっと…」
「あ、ちなみに拒否権とかないからさ。私結構怒ってるんだよ?だからこれは強制。琥珀のお家でお説教だから放課後空けといてね」
「え、ちょっとまっt」
よーし、とりあえず言うことは言ったね。何か言ってたけど、教室で話すつもりは無いからねぇ。心から向き合うためには2人きりじゃないとね。…あと、人には見せられないような状態にするつもりだしね。まあ?私を怒らせた琥珀が悪いんだし?一切私の欲が混じったりとかしてないから。決して。ほんとに。実は前々からしてみたかったことじゃないから。
てことでついに放課後。決戦の時。私たちの今後が決まる重要な時間になる。
「琥珀。帰るよ」
「は、はい…その、なんで怒ってるんですか?」
「それは家に着いてからね」
この空気感はやっぱり辛い。楽しくわちゃわちゃしながら帰りたい。だから今日しっかりと話し合わないといけない。今日のために昨日準備を沢山した。その道具がバックに入ってる。準備万端、心の準備も完了。よし、やろうか。
「さぁーて、早速お説教と行きたいところだけど、長くなるかもだし先に水分補給とトイレ行っときなよ。行ったらベットに座って待っててね」
「わ、分かりました…」
さて、私は例の道具たちの準備を…
「おまたせ。ちょっとごめんけどさ、手を後ろに組んで向こう向いててくれる?」
「?分かりました…こうですか?」
「そうそう、そんな感じ。……ジッとしててね」
そして私は…どこからともなく取りだした丈夫な紐で琥珀の手を拘束した。結び方もバッチリ。そのまま素早く目隠しもつける。
「え?……え?あの、なんですか?これ。どういう状況なんですか?」
「そのままの状況だね。手を後ろで縛られて目隠しをされてる状況だよ」
「なんで??お説教じゃないんですか?」
「うん、お説教だよ。そのまま聞いてね」
すごく困惑してるね。まあ、逆の立場なら私だって困惑する。だって今から怒られるって思ってたら急に縛られて目隠しだよ?色々通り越して困惑でしょ。まあ、こんなことをした理由としては私が何しても抵抗できないようにするためだね。
「さて、単刀直入に聞くけどさ、私と離れた方がいい。別れた方がいいって考えてない?」
「ッ、…なんで…」
「様子が変だったからね。大方告白でもされて、その男に色々言われたんでしょ?」
「…そうですよ。よく分かりましたね」
「……まあね」
全部柚希の推測だなんて言えない。さすがにカッコ悪すぎる。
「まあ、お説教とは言ったけどさ、とりあえず。大体のことはわかってるからさ、今、どう思ってるのか、どんな感情なのか素直に教えてよ。本気で別れようとしてるのか、悲しんでるのか、そういうのが聞きたい」
「……本気です。本気で別れた方がいいと思ってます。幸いまだ私たちのことは知れ渡ってるわけじゃ無い。今日までのことは夢だったと思って無かったことにするのが1番です」
「なんで?どんな理由でそう言ってるの?」
「未来に迷惑がかかるからです。私が何か言われるのは最悪良いんです。言われ慣れてますから。でも未来は違う。そういうことを言われてきたわけでは無いし、みんなの人気者だし、人望がある。そんな人が私のせいで悪く言われて孤立でもしたらと思うと、私は耐えられません。私は未来に幸せになって欲しいんです」
「へぇー。ねえ、琥珀っていつからそんな馬鹿になったの?」
「え?馬鹿?」
「うん。めっちゃ馬鹿じゃん。だって、それ全部勝手な思い込みじゃん。私の意思は?なんで別れる方が私の幸せになるとか思ってるの?周りとか心底どうでもいい。私は琥珀と別れる方がよっぽど辛い。考えても見てよ。私がどれだけ…どれだけ時間をかけたと思ってるの?最近ようやく両思いになれたと思ったら別れた方が幸せ?ふざけるな!!今からもっともっと色んなこと経験して2人で幸せになろうねって所じゃん!!勝手な思い込みで別れるなんて許さない。迷惑なんて掛けて当然。私たちは恋人なんだからさ、お互い支え合って行くものでしょ?言われ慣れてるから平気?私が全然平気じゃ無い!!自分の恋人悪く言われて平気な人なんて居ない!!琥珀だって私の事悪く言われるのが嫌だったんでしょ?私だってそうだよ。1人で全部背負い込まないで…それにさ、まだ聞いてない。琥珀自身の気持ちを聞いてないよ…どうなの?私と別れたいって心から思ってるの?」
「そんな訳…そんな訳ないじゃないですか!!私だって別れたくない…一緒に居たい、ずっと未来の隣で色んなこと経験したい…まだまだ甘えたいし、頼りたいし、頼られたいし、守って守られて、抱きしめ合ったり、キスしたり、一緒に寝たり、頭なでなでされたりしたいし、もっと可愛いって言って欲しいし……。
2人で幸せになりたいよ…」
「ふふ、何それ…ほとんど煩悩じゃん…あ〜もう、なんか涙出てくる…」
「だって、だって!」
「分かってるから。ほら、頭、撫で撫でされたいんでしょ?よしよし…」
あ〜もう、ホントに可愛いな。私の彼女は。何、撫でられたいって…可愛すぎるんだけど…
琥珀が泣き止むまで頭を撫で続けた。私の胸の中で泣く琥珀が本当に愛おしい。
「泣き止んだ?」
「はい…涙で目隠しびちゃびちゃになっちゃいました。あはは。…未来の顔みたい…です。これ外して…?」
「良いよ、目隠しは別に無くても良かったしね」
泣き腫らして目元が赤くなっちゃってる。目を合わせた私たちはどちらからともなく顔を近づけて、軽く、でも長くキスをした。
「ふふ、しょっぱいね」
「…ですね…えへへ」
「お互いの気持ちもわかった事だし、もう別れるとか言わないよね?どんな事があっても2人で乗り越えていけばいいんだからさ」
「もう言わない…ごめんなさい。そしてこれからも、よろしくお願いします…!」
「こちらこそよろしくね!あ、ちなみに告白してきた男については面白いことになってるから、明日学校で見物しようね」
「?分かりました」
さて、解決したことだし、サブイベント開始しますか。
「じゃあお説教はおしまい。次はお仕置タイムね」
「え?お仕置…?」
「そう!勝手な考えで私を不安にさせたからその罰をここで受けてもらいます。それに?もしかしたら、ないとは思うけど今後またこんな事考えちゃうかもしれないから、二度とこんな考えが浮かばないように…私がどれだけ琥珀を愛してるかを身をもって知ってもらうから。体に直接分からせてあげるからね♡」
「え、いや、あの…」
「はい逃げようとしなーい。なんのために腕縛ったと思ってるの?抵抗もできないし、立つのも難しくて逃げれないでしょ?」
「もしかして、このために…?」
「当たり前でしょ。もし頑なに別れるって言い続けるなら快楽堕ちさせて離れられなくしようと思ってたけど素直になってくれたから精神を保ってられる程度で収めてあげるね」
「いや、あの、許して欲しいかも…みたいな?その、明日も学校だし動けなくなったら困るし…だから、その捕食者みたいな目で見ないで欲しいと言いますか…ジリジリ近寄ってこないで欲しいと言いますか…」
なんか言い訳してて可愛い。そんな怯えた表情されたらさ、余計にイジメたくなるじゃん♡
「安心して、なんにも心配要らないよ…私に身を任せて、私の事だけ考えてればいいからね。体の隅々まで開発&調教してあげるから…ね♡♡」
「や、まって、ホントに…せめて何するか教えて、ちょ、いやぁぁぁぁぁぁァァァ……!」
その日琥珀が気絶するまで堪能し尽くした。相当開発したし、多分私じゃ無きゃ満足出来ない…イけない身体になってると思う。逆に私ならどんな風にいつイかせるのかある程度コントロール出来るはず…。にしても、琥珀は才能があるね。甘イキとか深イキをマスターしちゃったもんね♡エッチの才能が凄まじい。ん?快楽堕ちと何が違うのかって?
……………自我があるから違うと思う。多分ね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます