第八部の登場人物紹介

 例によって台詞と名前の両方あった人が原則、ということで。

 今回は人類とそれ以外分けずに全部出てきた順で並べたんですけど、見づらいですかねえ?


 ※本編も同時更新していますので、新着からの方はもう一つ手前からどうぞ。


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〇カーラ&シエラ

 巫女さん技能や裁定者称号に振り回されつつも、それらが齎すものは信頼している。ただ、それを無理なく周囲に伝える手段がまだまだ足りてないと感じることも。

 カスミさんが背後で待機してくれているお陰で、最近ようやっと船から落ちる事故がなくなってきた。トロいわけではないし、柔軟性もあるのだが身体的にどこかどんくさいタイプ。


〇コルテック

 雇われ船長、といっても今回は被救助者なので、船長としては活動していない。当然海の知識は豊富なので、帰りの船中では皆で色々海や船について教えて貰った。ガルデマンさん達の頃より法律とか人気航路とか漁場がちょこまか変わっているそうな。


〇ランディ

 相変わらず唯我独尊マイペースな真龍君せんさい。


〇カスミ

 こちらもマイペースにカーラさんにお仕えしている舞狐よんひゃくごじゅっさい。


〇サーシャ

 ナカノヒト実は数千歳だが外身はまだ12歳。三人組の推理とアクション担当っぽさはある。魔法は使えないが魔力を辿るなどはできる。


〇カナデ

 魔法と鶏以外どうでもいい疑惑がたまに、いや頻繁に持たれる治癒/魔法師見習い、かつ農家見習い予定者17歳。やりたいことがいっぱい。操船の腕は本職が褒めちぎるレベル、但しスピード狂のきらいも。

 なお正確な適性は魔法師超級、治癒師上級、護法師上級くらい。混沌属性だが光が強め、闇がその分やや弱め。実は仕様上魔力不足確定の光以外の超級攻撃魔法、全部撃てるはずだったりするが、本人まだ自覚がない。


〇ワカバ

 護法師というより最硬の盾という感じに順調に進んでいる。一足先に18歳になった。


〇ダーレント

 サンファンの元公子、老後は物見遊山の旅もいいかもと思い始めている辺りやっぱり出歩きたい血筋なんだろうか。


〇マグナスレイン・ハルマン

 ハルマナート国女王の兄にして国軍将軍。黒くてでっかい龍の姿は他の身内の軽く倍以上、ほぼ真龍並みのでかさ。今回は着陸できない問題のない案件なのですっ飛んできた。

 魔力ゴリ押し飛行の癖に割と燃費はいいらしく、数時間くらいは余裕で滞空可能。

 久し振りに国の外に出る用事でちょっと楽しかったのは秘密。


〇サンディアス・モディ・バシレウス・レグルセン

 レガリアーナ第三王子、18歳。勝手に海軍の指揮権を召し上げ振り回した上に意図的に託宣を曲解したので処罰が既に確定しているが、普通に処刑であって、流石に神滅まではない、はずだった。

 今回のあの親からなんでこんな子が案件。結局人間が罰を下す前にライゼルのいつもの差し金やあれこれが相まって魔物化の中核個体になって破滅してしまった。


〇アンダル

 元魔神系の今はなんかよく判らない鬼っぽい兄ちゃん。サーシャの暫定眷属。実はそれなりに頭は回るが脳筋スタイルが好み。

 今回メリエンカーラ神の提案に乗って、瘴気様物質の最終処理を引き受ける。結果光耐性が付いたり活動エネルギーに困らなくなったりと、割といいことづくめ。この世界から出られないのは別に現状だと問題ないからね。


〇ココさんとロロさん

 幻獣化しておしゃべりが流暢になったし、カーラさん以外も聞けるようになった。

 匂いには敏感だが感性が人と違うため、たまにすれ違うことも。相変わらずカナデ君とイチャイチャしている。ロロさんの方が前のめりでアグレッシブ。


〇ローラント

 サンファン元公子ダーレントの付き人だったロミーユの姉の孫。付き人希望の、本業は生物学者さん。後半タイムラインでは、本編の外で楽しそうに元公子のお世話をしているらしい。


〇クレドニー・ケレスティ

 タブリサの執政官。先祖は他国の貴族だったので姓を持っているけど、現在は貴族ではなくお役人のまあまあ偉い人。観光地の執政官なせいか、人当たりが柔らかい感じの人。


〇サクシュカリア・ハルマン

 巫女の素養は腐らせてたけど最近はちょっとずつ利用したりもしている、らしい。周囲が時々引くレベルでカーラさん大好き。甥に当たる龍の兄弟たちは皆頭が上がらない。


熱帯鳥パエトーンケラエノー

 この世界最速生物である熱帯鳥の聖獣。海界隈を飛び回れる仕事なら割とホイホイ受けるが、更に荒事が絡むと何故かイイ笑顔になりがち。鳥の癖に滅茶苦茶表情が判りやすい。送還される前に飛び去るのが特技。


旅鳥カルムスコルンバ

 連絡鳥からカルムスに変化するのが確定したので神殿を出されて主人公に譲渡され、無事?カルムスに変じた幻獣。連絡鳥は真面目でビビリ以外は没個性な鳥だが、カルムスになると何故か大体のんびり屋さんになる。名づけはマグナスレイン。主人公はズンドコ丸のせいで命名スタイルが信用されていない。


〇レガリオン

 レガリアーナの国神。年始早々に大規模粛清が発生して、せめてできるだけ人を殺さぬようにと、己の手に負担のかかる処罰に導いたのが仇になり、あれこれ後手に回る羽目になる。

 本神は真面目で誠実。ライゼリオン神の弟分らしい性格だ、とはメリエン様談。

 創世神のやらかしの結果を押し付けられて実は崩壊秒読みの所を辛うじて助けられたが、それまでに流入する瘴気相当データのせいで一部が狂い、瘴気類似成分を近隣の人間にばら撒いていた。これを取り込んだ人間は不可逆変化を起こして最終的に必ず魔物化するので、やむなく全員神滅したそうな。

 この世界の神様目線では処される程の大被害ではないこともあって、当面は安定化措置のうえ処分保留で経過観察となる。


〇城塞亀イスカンダル

 城塞亀の長老格。サンディアス王子一行が魔物化した船にぶち当たられて大怪我を負った第一被害者。

 止血と瘴気払い程度の治療はアプカルルから受けたものの、甲羅に穴が開いて浮力を失ったため、怒った仲間に押し上げられながら大移動する羽目になる。

 カーラさんの全力治癒魔法と契約の結果、帰り道途中で進化して城塞亀からは初の聖獣、霊亀玄武になったけど再登場はだいぶ先。


〇カンディーレ・サルバドール・カウネスト・レグルセン

 レガリアーナ国王。といっても年始のあれこれと今回の軍船の騒動の責任を取って譲位がほぼ決まっている。どころか自ら易姓革命を国神に申し出ている。本人は実直な性格。


〇アレクサンドル・フィアストル・エスクルス・レッゲスト

 前レッゲスト公爵にして前宰相。ただ今年の騒動で現宰相が胃をやられてダウンしたため、一時的に宰相に復帰せざるを得なくなりそう。物腰の柔らかい曲者だが悪い人じゃないよ。あのマリーアンジュさんの実弟でもある。


〇クランドル・エステル・アム・グランディード

 現宰相。グランディード公爵家の分家筋で、本家の養子になっている。胃潰瘍が割と悪化してるのに激務とか可哀想が過ぎる。結局倒れて強制休暇と手術を受けることに。


〇ハルメアリン・ティグラン・エルケルス・レッゲスト

 現レッゲスト公爵。24歳。家督を継いでまだ間もないが業績は既にそれなりにある様子。宰相が復帰して春が来たら王位に就くのがほぼ決まってしまった。


〇カルナガン・フセット・フェデルセン

 レガリアーナ主神殿の神官長。元は伯爵家の末っ子の放蕩息子で、ノリがいまだにちょっと軽い。

 実はライゼル勢に放蕩時代の割とアカン系の弱みを複数握られていて、国を損なう連中なのを知ったうえで内通していた。ライゼル勢に紹介された超級ギリギリ魔法師共々、魔力封印の末労役刑に処される。


〇ライゼリオン(本物)

 メリエンカーラによって、天上遥かに構築されている召喚補助機構(実態はむしろ世界間防衛機構)に居候中(いや仕事はしているが)。これは本体から切り離された部分体で、本体の百分の一もないくらいの分体未満。そんな残滓に近い状態でも仕事を割り振られているのは、むしろ役割を与えないと消失しかねないから。


〇メリエンカーラ

 今回は幻影のみで御登場。相変わらずひっそりと、あちらこちらで創世神のやらかしの後始末やら対抗策やらで暗躍しておられるボンキュッボン美女神。小月の小神は実は彼女の創った存在で、信頼する部下であるらしい。


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次回はまた称号回と番外編。

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