第4話 四つ目、イラストレーターを目指した
1年間、ガチで絵の勉強をしました。本気で将来は美大やプロのイラストレーターを考えていました。小学生の時の夢は漫画家。デッサンとかオンラインのお絵描き教室パルミーとか、お金を払ってガチりました。イラストの本も10冊買いました。
すべては小説家になるため。謎に1年間、イラストレーターを目指しました。
当時、小説のスランプに陥っていた私は、漫画家になる夢を思い出しました。そこでイラストレーターになる会社に就職しました。
元々、絵に興味のあった私は、ユーキャンでデジタルイラスト講座を習いました。たぶん、稚作『イラストレーターになりたくて震える。』に当時のことが鮮明に書かれています。まあ、ヒロインなどの登場人物は作り話ですが、ユーキャンのデジタルイラスト講座を受講したのは本当の話です。
でもユーキャンは挫折しました。そこで小説から一旦、離れるために、気分転換の目的でイラストレーターになる会社に就職しました。
会社では、イラストレーターの卵として。毎日4時間みっちり絵を描きました。
クリップスタジオのやり方を覚えて、ずっと描きました。
一時期は、美大に行こうか迷っていたくらいです。やっぱり美大で絵の基礎を学ぶと、イラストの質が全然違ってきます。デッサンの勉強も死ぬほどやりました。
金沢星稜大学→本屋バイト→就職→美大? と謎のルートを辿ろうとしました。
まあ、結局、美大に入ったり、イラストレーターや漫画家になったりする夢は諦めて、再び、小説の世界に舞い戻ってきたのですが、成果はありました。
イラストと小説は似ています。
同じ創作物として、やっぱり、共通点があります。
それは、
――上達法です。
イラストは、絵を見て、描いて、人から意見をもらうと成長します。
美術館などで作品をたくさん見て、たくさん描いて、たくさん感想をもらうと上達します。
インプットとアウトプットを交互に、第三者から批評してもらうのです。また、メンター(先生)を決めて、模写すると上達します。
私は、ずっと絵を描いて成長はなかなかできなかったのですが、やっぱり頭を使うとイラストは上手くなります。イラストの上手な人は地頭が良いです。
これは小説にも言えます。
小説は、読書して、書いて、人から意見をもらうと成長します。
たくさん読んで、たくさん書いて、他人からたくさん感想をもらうのです。
また、メンター(先生)から教えてもらうと格段に成長します。
12年間、ずっと独学で小説を書いてきた私には目から鱗でした。
創作法を小説の先生から教えてもらうと、格段に成長できます。しかし、ここで残念なお知らせ。
なんと、富山県や石川県には、小説家がほとんどいない!? のです。
いても、みんな、東京に上京しています。
残念。私が12年間、小説家になれなかった原因は、『独学』だったからかもしれません。
一応、私は、本を読んだり、YouTubeを見たり、しているのですが、独学よりも、実際にプロ作家やプロ編集者に教えてもらうのがプロの小説家になる近道です。
また、作家仲間で集まり、意見を出し合うと成長します。するはず?
30代まで生きてきて、小説を書いている人なんて、富山や石川では、一握りしか聞いたことがありません。
独学NG。お金を払ってでもプロに教わるべき。せめて、家族以外で、自分の小説を読んでくれて、批評や感想を言ってくれる人を見つけるべきです。
家族に自分の小説やブログを読まれるのは、ちょっと恥ずかしいですからね。
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