第2話 二つ目、毎日更新した
ウェブ小説界隈では、よく、毎日更新しなさい、と言われる。これはケータイ小説の時代から言われている。
毎日更新で、かつ、同じ時間にアップする。朝の通勤時間やお昼、夜の空き時間に小説を同じ時間帯にアップすると読まれる。毎日更新するとファンが喜ぶし、固定ファンがつきやすくなるメリットがある。
デメリットは、作品の質が落ちる。
プロットを考えずに、やみくもに毎日更新するので、一部の天才を除き、話の軸がおかしくなる。しかし、作家を目指すワナビたるもの、一日4時間以上の執筆は必須なのかもしれない。
土日は8時間以上。専業作家になれば、連載をいくつも持ち、毎日8時間は執筆すると聞いた。
なお、私は、一日1時間しか書かなかった。それでも毎日更新を続けた。
界隈で、よく、量と質のどちらが重要かを議論される。
とにかく大量に小説を書いて経験値を積むか、数年間ストーリーを考えて質を重視するか。
私は、量派だ。
量を書かなければ質は生まれないと考えている。
ブログでは、初心者は毎日更新をするべきだし、3か月間ずっとブログを書いて100記事ほど揃ってからがやっとブロガーのスタートラインだと思っている。
ブログにおいて、1か月目から成果を出すスタートダッシュの切れる人は、10年選手であり、何度も失敗を繰り返してやっと成功したタイプ。もしくはWebマーケティングの会社に勤めているその道のプロだ。
小説においてもブログと同じことが言える。とにかく10万文字の作品を作りなさい。完結させなさい。と言われる。
毎日1時間以上書いて1000文字。約3か月で10万文字の作品が完成する。
プロだと、一日1万文字以上書いて、1か月で作品を完成させる人もいる。
私は5000文字が限界だった。やっぱり小説は考える時間が必要だし、暇の時間も空想する仕事だと考えると、24時間働いていることになる。寝ている時間も夢日記をつけると、創作に役立つ。
量>質
もし、これからブログをやりたい、小説を書きたい、と言う人は毎日更新をおすすめする。
3か月もすれば、立派なワナビの誕生。天才ならば、1作目で書籍化できるかもしれない。まあ、私は完結作品を10作くらい書いても、書籍化は、箸にも棒にも引っかかりませんでしたが……。
一つ注意。毎日更新する前に、プロットをしっかり作った方が良いです。
書籍化作家様の中には、プロットを作らずに思うままに執筆する人もいますが、その方は、10万文字書くと、一旦、始めから書き直すそうです。
やっぱりプロットがないとストーリーがバラバラになり、作品の質が下がるので、量を重視する私も、最初だけはしっかり質を高めてほしいです。プロットさえあればあとは野となれ山となれ。毎日更新して文章量を上げ、経験値を積んでほしいです。
まあ、三島由紀夫みたいに、頭で考えた文章を編集者に読み聞かせて、そのまま文字起こしする。作品を仕上げる天才もいますが、ここを読んでいる人は初心者か凡人だけだと思うのでしっかり最初はプロットを作ってほしいです。
12年前のケータイ小説時代から毎日更新を頑張りました。
今は週一でこの作品を更新できれば良いかなと思っています。
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