マンション

転ぶ

第1話マンション

僕は、付き合って半年になる彼女と同棲するために新築のマンションを購入しました。


ローンで購入しました。


彼女の笑顔が見たくて…。


引っ越しの日、彼女は、お互い別々の日に引っ越しの作業をしないかと言ってきた。


不思議に感じたが荷物がたくさんあるのだろうし僕に見られたくない物もあるのだろうと思い分かったと承知した。


水道、ガス、電気も通してダンボールの山も片付けて僕は、彼女に合鍵を渡し仕事で一ヶ月間海外に出張する事になっていた。


一ヶ月間の仕事を終えてマンションに帰ると彼女と彼女の荷物と…


彼女の大家族が待っていた。


僕は、彼女に別れを告げて自分の荷物だけまとめてボロアパートに引っ越した。


もちろん、僕は今でもマンションのローンを支払っている。


新しい物を買う時は、昔より少し慎重になったと思う。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

マンション 転ぶ @Ken123

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る