最上楓による読者への挑戦状
僭越ながら、推理小説の古典的作法に則り、ここで一旦物語を中断させてもらいます。
この時点で、私――最上楓は、事件の全容を掌握しました。しかし、犯人と犯行だけではありません。そもそも、これら二つは自明かと。
そうですね。例を挙げるなら、動機。あとは、私が事件に執着する理由でしょう。
無論、謎を解くための手がかりは、既に提示されました。その上でヒントを出すとしたら、そもそも、なぜ挑戦状が出されたかです。
もう一度考えてください。あなたが信じているものは、本当に合っているのですか?
文章中の情景描写・行動描写には、一切の嘘が含まれていないことを約束します。その上で、読者の皆様に問題を提示します。
私の推理、そして私が推理する動機を見破ってください。
この一文をもって、私からの挑戦状とさせていただきます。
最上楓
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