第8話:進歩
終わった・・・と思われたが──。
【防御プログラムを作動しました】
俺の周囲に結界が浮かんでいた。その結界が攻撃を防いでくれたようだ。耐久値が100/95になっている。たったの5しか減らなかったのか。
つーかそう言う機能あったの?
【スキル結界を元に防御プログラムを生成しました】
結界って確かあの馬鹿でかい石像が持っていたやつか。
それを応用を生成したのか。すげぇなおい。
と、言うかこれがあるなら避ける必要無いなと思ったが。
耐久値みたいなものがあったから頼り過ぎるのは良くないな。
【対象のエネルギーを無効化に成功しました】
どうやら攻撃プログラムを完成させる前にエネルギーの無効化にしたらしい。
そして今から攻撃プログラムを開始させる。
こういう時並列演算があれば一度に複数の事が同時進行出来たのにな、と思ったり思わなかったり。
まぁともかくこれで俺は奴の攻撃を受ける必要が無くなったのだ。俺
案の定奴の攻撃を食らっても痛くも痒くも無い。
そこで俺はひとつ試したくなった、俺の身体は俺が思うよう変わる。
つまり右手を意図的に伸ばして
俺は奴の身体に自分の腕を巻き付けた。
ちなみにどうやって奴に触れたかって?奴のエネルギーと俺のエネルギーの周波数や波動を一致させたのだ。
【攻撃プログラムを開始します・・・
システムを起動中・・・
データの解析を実行・・・
目標を特定・・・
攻撃モードを起動・・・
ロックオン完了・・・
攻撃準備が整いました。
実行します・・・】
「
その瞬間大量の水が
流石に死んではない。
【対象の核を潰してください】
精霊のには必ず“核“があるらしい。それを壊せば精霊は死ぬ。
【熱無効を獲得しました・固有スキル:
早速俺は『
ようやく異世界ぽいスキル来た!!
【ぱちぱち!
と、言うニセガミ。その言葉に合わせるようにガラガラと扉が開く。
生意気だな、あいつ。せっかく異世界ぽいスキル獲得して喜んでいたのに興ざめだった。
ただあいつは勘違いしている、そう食う側だと。
俺が食う側であいつが食われる側なんだよ!
俺はそう意気込み足を歩む。
俺は早速
大きさは変わらない、外見も同じだ。
しかもこの状態だと炎を操ることが出来る、ふぅ〜と息を吐くと炎を吹き出すことが出来たり身体を変えたりと。
しかし魔狼と違ってエネルギーが安定しないので擬態するのも大変だ。
と、いうことで俺は解除して元の姿に戻った。
ふぅ〜やはりこの姿が一番落ち着くぜ。
ひとしきり歩いていると──。
【警告♢強大なエネルギーを感知しました・・・
おいおい、めちゃくちゃでかいな。象のよりも大きいぞ。ジャイアントなだけあるな。しかし“巨大“
“大蛇“って頭痛が痛い名前だな、ネーミング考える直せよ。
運がいいのか蛇は寝ている。起こさないで行きたいんだけど・・・
しかし出口はちょうど蛇に塞がれている、なんといった不運だ。
出来れば一撃で仕留める。俺は
【警告♢異常状態攻撃を察知しました。直ちに避けてください。回避行動を優先し、安全を確保してください。】
その直後、
当たれば不味いので、俺は当たらない範囲まで逃げる。しかもこいつも特殊な毒ガスを使っている。
その効果はエネルギーを汚染する毒だ。エネルギー体の俺が致命的な弱点であるものだ。
どうせニセガミの奴が細工したんだろうけど、あの野郎絶対殺す。
【対象の弱点は頭部です。攻撃する際は頭部を狙い、最大のダメージを与えるように行動してください。】
と言ってもあそこまで届くか?
【可能です。最短距離を計算中・・・結果を反映し、迅速に移動してください。最適なルートを表示します。】
おぉ!頼もしい!俺は言われた通りに道に進む。
「当たらん!」
俺は
高くジャンプするとちょうど脳天目掛けて──。
「
を、放つと、そのまま巨大大蛇ジャイアント・スネークは倒れる。じゅーと言う音がする。首だけが無くなり身体がドスンと落ちた。
【
AIが対象の情報を分解し解析そしてスキルを獲得した──。
♢♢♢
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