第8話:シャドウ
魔王として君臨する黒き魔王「シャドウ」。全身に黒い衣装を身に纏い、その身体は鋼鉄のように硬い。
彼を目の前にしたらみな頭を垂れ命を惜しむ。洞窟無いで最強の生き物だ。
♢♢♢
ダクネスと俺は出口に向かい歩く。
「兄貴気をつけて下さい、俺が──ッ!!」
その瞬間凄まじいエネルギーが肩に押し寄せるような感覚を覚えた身体が震えた。膨大な重圧が身体を貫き、息が詰まるほどの圧迫感に襲われた。この瞬間の衝撃は、思考を停止させ、全身に鳥肌を立たせるほどの強烈なものだった。
「なんだこれ・・・」
「兄貴、やばいですこれ、多分魔人シャドウです」
「あはは」
あまりの怖さに俺は笑う事しか出来無かった。
歩く音がする、俺とダクネスは身構える。
「貴様発せられるエネルギー・・・なんと言う力よ。ちょうどいいな」
ボソッと何かを呟き突如俺の視界が真っ黒に染まった。いや元々真っ黒だけどそれでも僅かに景色は見えた。しかしこれは何も見えない目を瞑っている状態と同じだ。
そしてそれと同時に腹にこれ以上無い衝撃が伝わる。それはトラックに引かれた以上に。
「がっはぁッ!」
壁にぶつかると同時に足音が聞こえ直感を頼りに避けた、その直後先程まで居た場所の岩が砕け散る。視界が戻ると俺は距離を取る。
「兄貴!!」
「ッチ忌々しいな、あれで死ねば良いものを。」
シャドウは一瞬で俺の腹部に拳をねじ込む、壁に響き渡る衝撃音が、静かな部屋を瞬く間に打ち砕いた。その音は、まるで巨大な鉄槌が壁に叩きつけられるような、凄まじい迫力を持っていた。
それを見たダクネスは反応が遅れた。
「そんなに心配か?安心しろお前ももう直ぐそこに行く」
シャドウのかかと落としがダクネスの脳天を貫こうと下ろさせる。ダクネスは瞬時に反応して避ける。
「っぶね!」
ダクネスは夜叉を握りシャドウと相対する、第三者から見てもエネルギーの量は一目瞭然だった。
「どうした来ないのか?なら私から行こうか
「
漆黒のエネルギーが、鋭く切り裂くように放たれた。その塊は、闇の中から飛び出すようにして現れ、目まぐるしく踊るように空中を舞った。そして、瞬く間に相手の方へ向かって加速し、鋭い音を立てて斬りつけた。
ダクネスは剣で防ぐが威力が強大過ぎた為にダクネスは壁に衝突した。吐血を吐くほどの威力直撃すれば1発でお釈迦だ。
「初めてまして!さようなら!!」
俺はスキル「隠密」を使用してシャドウの背後を取る、だかシャドウは何故か笑っていた。
「殺気がただ漏れだ、隠れないかくれんぼでもしてるのか?」
背後を取られたとしても、シャドウは超人的な反応力を発揮し、瞬時にカウンターを仕掛けた。この瞬間、彼はまるで野生動物のように素早く、正確かつ効果的に攻撃していた。その腕の動きは、芸術の様子美し繊細だ。シャドウの裏拳は俺の頬を貫いた、の度に風圧が舞う。
「う、嘘だろ」
そして俺はこの瞬間、命のやり取りを実感する。先ほどまで戦ってきた力の荒さに振り回されるわけではない考え方、そして効果的な最前衛の手を差し出してくる。俺は立ち上がり向かい打つ、正面にはダクネスも居る、ダクネスと俺を挟んでシャドウがいる形だ。
♢♢♢
個体名:シャドウ
種族:魔人
種族名:黒の魔人
種族スキル:自己再生
魔法:暗黒魔法
ユニークスキル:異能型:【黒ブラック】
エクストラスキル:【魔力変換】【魔法強化】【身長強化】【防御上昇】
♢♢♢
「名前とか聞いてもいいか?」
時間を稼ぐ為に俺は敢えて口にした。
「あぁシャドウだ。君はーーー」
まさか馬鹿正直に答えてくれるとは思わなかった。俺は奴が喋り切る前に攻撃を放つ。
「
卑怯?勝てばいいのだよ勝てば。それに最初はあちらからしたことだ。
電気性の霧がシャドウに襲いかかる。しかし奴は顔色変えずに避ける。そして跳躍すると空間をも切り裂く
「いってぇ?!」
エネルギー感知で事前に察知し辛うじて交わすことは出来た、だが右腕を持っていかれたに加えて尋常じゃない痛みが発生した。
だが戦闘は甘くない悶絶する暇いとまも許されずに攻撃を食らう。
「まだ足りない!
黒い炎の塊を顕現させたシャドウはそれを投げる。炎属性が込められとおり対象のエネルギーと体力両方を焼き尽くす強力無比の技だ。
「ッチ!」
多少攻撃を貰ったが大丈夫だ、種族スキル「自己再生」で右腕を瞬時に再生させる。エネルギーの消費量が半端じゃないまだ攻撃全然してないにも関わらず「自己再生」で殆どのエネルギーが使われている。ペースの主導権が掴まれている。
打開しないとこのままだと負ける!
「俺を忘れんなよ!
「
ダクネスの夜叉から放たれる衝撃波がシャドウを襲う・・・しかし
「見えているぞ?
自身を中心に展開される黒エネルギーのドーム状が放たれた。地面を抉りとる俺も避ける。
魔人の弱点って何?俺は何かヒントを得られるかもしれないと思い
【神聖魔法、聖魔法、光魔法、またスキルが有効的です】
ダメば博打だな、どれも持ってないし、魔法もスキルも無い。
俺がそんなに考えをしている間にもダクネスとシャドウさ戦闘を馳せる。
「俺の怪力はせかいいちぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
夜叉には
「甘いな!甘いな!弱い弱い!!」
肉弾戦はシャドウの方が軍配が上がっていた、俺も参加するために走る。
スキル「跳躍」「速度上昇」「見切り」「隠密」を使用する、俺が出せる最大限の力、身体能力系のスキルを固め一度に放つ、エネルギーの消費が半端じゃないけど妥協すれば負ける、これは感覚だ。
「──ッだから気づいてんだよ!!」
シャドウはダクネスの蹴り飛ばすと俺の方を向いた、ダクネスの右手には
「当たらねぇよ!」
今の俺は最大限の強化されている、俺の蹴りは初めてダクネスの顔にヒットした、更に立て続けに俺はシッポをダクネスに纏わせた、そのまま首を絞める。
「首を絞めた所で魔人の動きに支障が出るとも?」
ありえない・・・シャドウは
だか当たってしまう、俺は再度壁に叩きつけられる。
「離れろ!!」
ダクネスは足に
その隙を見てダクネスは俺に駆け寄る。
「兄貴!!」
「大丈夫だ」
俺よりダクネスの怪我の方が大きい、俺には自己再生があるけどダクネスは自然治癒だ。どうする・・・そう考えているとダクネスは1つ提案を出した。
ダクネスが持つユニークスキル妖魔型し「酒呑童子」の最強の権能:【
「お前!それはお前が死ぬじゃないのか!」
確かにそれなら勝機はある、だが間違いなくダクネスは死に至ることは理解出来た、俺の心配を他所にダクネスは笑う。
「俺のユニークスキルは親父から受け継いだ、俺の親父は俺よりも幼い時に使いこなした、けど俺は使うのが怖くて使えなかった、だから・・・決めんだよ俺が最強になるにはこのスキルは避けては通れない、それにこのままやれば負ける、起死回生の一撃だ、兄貴頼みます!」
俺は由来だがダクネスの目を見て横からグタグタ言う気はなれなかった、ダクネスの言ってる事は正しいものだこのままやればシャドウには勝てないそれは俺も戦いながら感じた感想だ。
俺は頷いた、そして死ぬなよと一言置いといて作戦を実行を起こした。
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