第2話:始祖の種族

 洞窟に無数の白い触手みたいな者をくっ付け中心に白い繭が形成されその真ん中に俺がある形だ。。


「俺は一体どうすればいいんだよ!」

 そもそも赤ちゃんからスタートとか有り得ん、どっか公爵家の貴族に生まれるならまだマシも洞窟に赤ちゃん?意味がわからん前代未聞だ。おい自称百年の知識を持っているコアさんよ教えてくれ。


・・・は?まさか今ので居なくなったの?


【契約精霊・・・個体名:コアスリープモード中】


契約精霊・・・?訳分からん契約って双方の合意がない限り成立しないはずじゃ・・・。俺は頷い覚えないんだが。

いやいやそれよりもスリープモードって事は寝たって事?どんなタイミングで!?普通何かしらのアクシデントぐらい発生するだろ!


まぁいい、とりあえず今はこの状態を何とかしないと。

人間になれる方法って何かあるの?


【無之人ニエンテを15体ほど狩ってください】

あ〜ハイハイ、え?さっきから誰だこれ。何となくコアに似ている声質だ低くしたようなクールビューティの声。脳内に直接響く感じだ。


さっきから俺の疑問を答えてくれるような・・・まさか。


あ〜どうやってその、やればいいの?


【ユニークスキルの使用を推薦します、尚使用方法は強く自身の体内をイメージしてください】


んな事言われてもなと思いつつも俺はそう言われて体内の内なる者をイメージした、するとなんと脳内に直接浮かび上がってきた。


♢♢♢


 個体名:リオン


 契約精霊:コア


 種族:始祖の種族


 種族スキル:自己再生。



 ユニークスキル 【異能型 :情報シークレット

 ♢♢♢



 これが俺のステータスだ、情報を完結化してくれた為、分かりやすくなっている。そして含まれている権能は



【解析・鑑定・分解】

(体内に取り込む事で構造を把握する事が出来る。分解したりし物質構造を理解出来ればコピーの作成が可能。また能力や魔法を獲得出来る)


新情報ニューギット

(情報を統合し新たな情報にする)


情報の秘書アシスタント

(世界の記憶に記されてる情報を教えてもらう)


情報因子インフォメーション

(対象の情報を体内に取り込むことが可能)



♢♢♢


ちなみにだけどコアが元々スキル無しで俺は情報シークレットだ、しかし戦闘用とは思えないな基本的に後方のバックアップを主軸にして戦った方が良さそうだな。

まぁ今の所だ実際戦ってみないと分からない。



そして情報の秘書アシスタントの能力これチートじゃね?と思ったがこれは俺が触ったものや受けた技のみに適用されるというわけだ。

 

♢♢♢

こうして俺は偉大なる一歩?を踏み出したのだった。

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