俺の異世界生活!!

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第1話:転生


あぁ〜なんで俺生きてんだろ」

 本作の主人公「リオン」は生きる希望を見い出せない現役不登校のピチピチ16歳だ


 現実は不公平だ。社会的背景が人格形成に影響を与える。貧しい家庭と裕福な家庭で生まれた人々は、同じ人間でもスタート地点がまったく異なる。もちろん貧しい家庭に生まれたからといって絶望する必要はない。成功者もいるからだ。しかし、結果的には貧しい家庭で育った人々は、学習環境や運動環境、精神的な余裕などを考慮すると、同じ結末を迎えることが多い。


一方、裕福な家庭に生まれた人々は社会的地位や充実した学習環境、習い事などで差が広がっていく。こうした人々は親の成功を見て、同じく成功を目指すことが多いのだ。

もちろん、これは俺が一部の状況から出した考えに過ぎない。


容姿や身体能力を加えると、さらに差が広がる可能性もある。


ちなみに、俺は家庭環境がそれほど良くなく、容姿も良いとは言えない。俺は先天的なアルビノで、小学生の頃にいじめられていた。目が白いため、よりいじめられる要因となった。


人は理解できないものを嫌う傾向がある。しかし、それは仕方のないことだ。逆に、無理して関わることで本人に影響を与えることもあり、自分にとって不必要な存在を排除する判断力が重要である。


ただし、自分の価値観を他人に押し付け、同じ考えを無理やり強要するのは悪だ。他人が理解できない存在を共有することは陰口になり、やがていじめに発展する可能性がある。俺もその犠牲の一人だ。


コンビニで買った弁当を手に信号待ちをしている。しかし、今日はなぜかいつも買うお気に入りの弁当が品切れで、フィギュアも壊れている。まあ、これは俺が踏んだ結果なのだが、他人のせいにしないとやっていられない。



「リオンちゃん!リオンちゃん!」


「え?」

 必死にリオンの名前を呼ぶ、昔馴染みのの大切な人「みぃ」が慌てた形相でリオンに向かって叫ぶ。イヤホンを外すとようやく車から発せられる音がした、運転手もギリギリで目が覚めたのかクラックション鳴らすあぁ本当に今日は付いてないな・・・良かった最後の最後にみぃ制服姿を見れて・・・。


 もし来世があるなら、身長は高くて外見はかっこよくてイカついThe漢がいいな。淡い期待を抱きながらリオンは沈みく意識に身を委ねた。


♢♢♢ 

同時刻


「んんぅ・・・」


「お願い・・・成功して。駄目エネルギーが足りないマナで補おう・・・はぁ、はぁ、これで完成。出てきて!」

 彼女は魔法陣を描いた、ここに転生してくるだろう魂を呼び寄せる事が出来る、召喚魔法とは少し違った魔法だ。つまり転生者を意図的に呼び寄せる事が出来るのだ。


「大丈夫、私も着いてるから」 


やがて術の発動を確認すると彼女達は眠りに付いた。


 ♢♢♢


「あれ・・・?」

 トラックに引かれたよな?即死だったのか痛みは覚えてないけど引かれる直前までの映像は覚えている。まさかここが死後の世界なのか?それにしては妙に現実的だな、死後の世界は何も無いと勝手に思っていたが、辺りは薄暗い洞窟だ。少し開けた空間にリオンは倒れ込んでいた、水が滴る音だけか響く。


 何も見えない、聞こえない。つーかここはどこだよ。


「異世界・・・なんて事はないよな」

 ボソッと独り言の発言に誰から本来帰ってくるはずのない答えが帰ってきた。


「おはようございます!」


 それはニマニマしてる女性


「だ、誰・・・」

 そこには見た事ない小人?らしき人物が写る。小さな羽が背中に2羽着いておりその姿は妖精思い浮かばせる。渦巻き型の髪型は左右に二個着いており見とれてしまうような白髪にピンク色の目をしている。顔は童顔でこちらをニコニコしながら見ている。


「おはようございます」

 脳内に直接響く声、俺は釣られて挨拶をした。


「私はコア!どうやら魔法陣を発動は成功したようね、流石私うんうん」

 独りでに納得しているコアと名乗った女性は頷いていた。


「あぁ・・・え?」


「まぁ落ち着いて、落ち着けないのも無理はないけど。」


 そう言うと彼女は事の顛末を話した。彼女は精霊族らしく元々は精神世界の一つである「精霊世界」に住んでいたとの事。しかし訳あって精霊界の王様達の喧嘩をしてしまい。

 精霊界を抜け出して来たと言う事だしかし彼女は精神生命体の為、物質界に顕現するには肉体が必要だ。

 彼女は仮初の肉体を生成した、だがそれも万能という訳では無くエネルギーは常に漏れ出ているため物質界に居れるのも時間の問題だった。それで思い付いたのが召喚者を呼び寄せる者だった、ただ本来召喚者は数十人規模で魔術師が行うものとても一人では出来ない。


 そこで趣向を変え彼女は転生者を呼び寄せる魔法陣を思い付いた、がしかしこれは欠点が多く転生者の魂がジャストに異空間にさまよって無いと無理だし距離が離れ過ぎると機能しない。クソ魔法だった、だがそれでも彼女はそれに賭けた。そして本来俺はどこかに転生する予定だったがこの魔法により呼び出されここに転生したのだ。これが俺が異世界に転生してきた理由だ。


「はぁ〜で、あんたはなんでここにいるんだ」

 身勝手すぎる動機に俺は敬語を使う事すらもう辞めた。


「一時的に宿る肉体が必要なのよ。それがあんたってワケ!」

 つまりあのままじゃ肉体が崩壊するから俺を呼び寄せ、寄生して肉体の崩壊を防いだって訳だ。


「なんだそれ出てけ!」


「まぁまぁ落ち着いて。その代わりなんだけど私はこう見て100年近く生きている。だから欲しい情報を与える代わりに一時的に宿らせてくれない?」

 ・・・別に悪い話では無い。確かに俺はこの世界に来てまだ数分何も知らない状態じゃ勝手に地雷をふむ可能性だってある。それらを考慮すれば悪い話では無い、そう悪い話では無い。


「それは大層な提案だ!」


「じゃあーーー「だか!断る!そもそも俺はあんたを知らない。何をさせるか分からない。信用出来ないし、臭いし」


「最後は余計でしょ!まぁたしかに信用出来ないかもしれないけど、でもだからと言って私はここに居るからね?」

 つまり俺が受けても受けなくてもコアはここに留まる意向を見せた。


「身勝手だ、いや」

 身勝手の極意だ。無意識に悪い所だけを避けている。


「なら情報を教えてくれるか?損してるみてるだし」


「ふん、交渉成立ね」

 殆ど強引だけど仕方ない。これ以上やっても平行線だ。


「で?教えてくれる俺は一体なんだ?」

 地面に足が付いている感覚もない、うずくまってる感覚だ。手小さいし何も見えないし聞こえないし、なにかに包まれているような感覚?いや感覚しか感覚に無い。


「あなた?あなたは赤ちゃんかな?」


「え?」

 そう俺は赤ちゃんになっていた。白い繭に包まれている丸まっている赤ちゃんにな。


「えぇぇぇえええええええ!?」



♢♢♢♢


初めまして、新しく小説を投稿しました。


元々このアカウントは友達の者でしたが僕は小説を書きたいと言ったらくれました。初めてなので緊張します。楽しんでください!なろうにも投稿しています。

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