最強暗殺者が転生したら早速追放されたので国を育てます。

チクワ

第一章 本当の実力者

第1話 転生 そして追放...

 唐突だが、皆は人間の死を目の当たりにしたことはあるだろうか。

普通の人間なら、そんな事はないはずだ......普通ならば。

僕は他人とはちょっと違う様でね、人よりも一層身体能力は高く、


少し変わった特徴を持っている。詳しくはまた後程説明するが...

話を戻して、それじゃあ今度は...その死が自分の手によって成された。


僕は如月輪廻。普通の高校生になりたかった男だ。

親はギャンブルなどで作った借金を僕に肩代わりさせた。


全く酷い話だよ。お陰で僕がどんな苦労をしたかも知らないだろうに..

単刀直入に言うと僕は暗殺者だ。ただ、普通の暗殺者じゃない。


国にやとわれた特別な暗殺者だ。僕の仕事は、警察が逮捕できない権力者。

一般人と違い、多大なる権力を持つ人間は、自分の罪を揉み消す。

厳密には証拠を無くすといった方が正しい。警察は証拠がなければ


動けない。まるで弱みを握られている弱者の様だ。


「いやあ、やっちまったよ」

生まれて初めて後悔している。え?何でかって?

実は、夜中に腹減ったから買い物に出かけたんだけど


その帰りにとうり間に合って、、、、グサッとやられたよ。


今まで何人も殺してきたんだけど、こんなに痛いもんなんだね。


「んん」

此処は何処だ?

そこには半径20m前後の魔法陣の様なものがある。


壁の作りからして、まるでゲームに出てくる神殿の様だ。

太い柱が5本。此処は一体......


「どうだ?成功か?」

野太い男の声が辺り一面に反響する。

「待て、本当に人間か分からんぞ。油断はするな」


そこにしわがれた老人の声が応える。

「どうですか?召喚には成功しました?」

「ええ、人間らしき者を召喚することができました...」


「彼が本当に人間かどうかわかりません」

は?何言ってんだこいつ。僕はどっからどう見ても人間だろ。

「ううん、そうですね。見たところ敵対はしていないようですよ?」


「そうですか、やはり素晴らしいスキルですね」

老人が彼女等の話を聞いていると次第に意識が覚醒する。

「あ、あの......一体ここは何処ですか?」


僕は率直に聞いてみることにした。やはり質問する時は隠すのはよくない。

「すみませんね、いきなり連れてこられて何の説明もないなんて」

「時期の英雄になるかもしれない方に、大変御無礼致しました」

英雄?僕が?どういう事だ?全く状況が読めないんだが。


「単刀直入に説明しますと、貴方は召喚者です」

「この世界には魔王という邪悪な存在がいるのです」


魔王...まさにラノベみたいだな。でもその魔王がどうしたっていうんだ?

「正直なところ、人類文明の力では魔王には到底敵いません」

なるほど、つまりもう負けを認めてるってわけね。


「その為、何十人もの召喚者を用意し、長い月日を経て異世界から

人間を召喚するのです。現に古代英雄ライム・エルハンは召喚者です」


なるほど、一縷の望みとして別の世界から召喚してるってわけね。

つ☆ま☆り☆、僕に魔王を討伐してほしいって話ね。


.........えぇめんどくさいなぁ。せっかく暗殺の仕事から解放されたと思ったのに...


「これから国王様のもとに行きスキルを鑑定してもらいます」

はいきましたよラノベ定番のスキル鑑定。

僕知ってる、大体主人公ポジの奴が追放されるんでしょ?


いやぁ僕モブキャラでよかった~

(前世で暗殺者やって死んだら召喚された奴がモブなはずがない)


「お前追放な」

「はい?」

国王に初めて会って始めて言われた言葉がこれ?


「ちょっとなにいってるかわからない」

「何だ、貴様頭も悪いのか」


ははは、そうじゃないよ。日本国民なら誰だって知ってるのに...

※ここは日本ではありません

「って、なんでですか。別に僕主人公ぽいことやってませんよ?」


「何でって、決まっているだろう。貴様は英雄の器ではない」

なんだよ器って、ちょっとカッコつけやがっておっさん。

「いいか小僧。召喚には人類の希望がかかっているんだ」


「この召喚で、英雄が生まれるかもしれないと。

人類を救ってくれるかもしれないと」


「貴様はそんな希望を踏みにじったのだ」

踏みにじった?勝手に期待して勝手に絶望して...


此処でもか。結局どの世界に行こうと、何もかわりゃしない。

「わかりましたよ。出てけばいいんでしょ!!」

「あんたらみたいな奴に期待されたって嬉しかねぇよ」


僕はそう云い放ち、国を出た。

僕の召喚された国は、人類最強と言われる英雄ロブレークが国王を

勤めていた。どうやらあの厳ついおっさんも英雄だったらしい。


僕はロブレーク帝国を後にし、南にある森に囲まれた国...

ライム国を目指した。此処はロブレーク帝国と違い、最弱と言われている。


「弱者同士話が合うだろ。でもまだ僕が弱者と決まったわけでもないか」

追放された理由は英雄の器ではないと言われただけだ。

それが決して弱者だからというわけではないだろう。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    

              あとがき


皆さんどうも初めまして、記念すべき第一作品目なんですが話に変なところが

あるかもしれませんが、なにより僕の集中力が長続きしなくてですね......

まあ今後気を付けます。さて、僕の少ない知識の中で書ける程度で今後

書いていくのでよろしくお願いします。以上です。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

最強暗殺者が転生したら早速追放されたので国を育てます。 チクワ @tikuwasyousetu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ