血液型性格診断

私たちが日常的によく耳にする血液型は「ABO式血液型」と呼ばれるものだ。赤血球の表面にある糖鎖と言う物質(抗原)の違いによって、A、B、O、ABの4種類に分類される。


血液型が特に重要となるのは、輸血を行う時だ。間違えて別の血液型の血液を輸血してしまうと、本来の自分の血液との間で、アレルギー反応のような副作用が起きてて血液が凝固してしまう。


血液には抗原を攻撃する成分(抗体)が含まれており、例えばA型の人にB型の血液を輸血すると、B型の血液に含まれる抗体がA型の抗原を攻撃してしまう。そのため、輸血は同じ血液型同士で行うのが大原則なのだ。


とまあ面倒くさい話なので・・


解りやすく言えば・・

血液には外敵と戦う兵隊の役割が有り、敵味方の識別の為に軍服を着ている。

その軍服の種類が血液型なのだ。考えてみて欲しい、実際の戦場でも見方を攻撃してしまわないためには軍服が必要なのだ。


血液にはバイ菌などの侵入者に対して攻撃をする抗体という化学兵器があり、敵の着ている軍服(抗原)が違うと抗体(兵器)で攻撃してしまうという事なのだ。

そして血液の軍服の型がA、B、O、ABの4種類あると考えれば、だいたい正しい。


説明したように細胞には糖鎖の毛が生えていて、その形が違うのだが・・菌類やウイルスにも糖鎖の毛が有り、その毛の違いで敵味方を識別して侵入者と戦っている。

ウイルスなど未知の物質の場合は敵のタンパク質を抗原として認識すれば、それに合わせた抗体(化学兵器)を作り攻撃するので1週間ほど時間が掛かるのだ。


ワクチンとは、ウイルスの死体などの抗原を注射して血液に抗体(化学兵器)作らせるために行うので、一部の人が言うように効果が無いなどと言う事は無い。



血液型とは、着ている軍服が違だけで中身は同じなのだ。だから性格には関係が無いと考えるのが正しいだろう。実際世界の何処を見ても血液と性格に相関関係が有るなどと言う戯言を言う国は日本だけだ。


血液型性格診断を信じる人に聞きたい・・

紅色吐息・・私の文章を見て私の血液型が判るだろうか??



しかしである・・

血液型が軍服ならば病気には大いに関係があると考えるのが妥当なのだ。

じっさい、病院で入院患者の血液型と病気との相関関係を調べる事は簡単であり、細かく統計が取られている。


血液型と将来掛かりそうな病気を知る事はとても重要な事だ。もし将来掛かりそうな病気が判るなら、予防的な暮らしをする事により病気を予防できるからだ。


私はO型なので免疫力が高く感染症などには強いのだが、十二指腸潰瘍の原因となるピロリ菌の受容体が多いため、A型の人よりも十二指腸潰瘍になる確率が高いとの研究結果ある。

実際私は若い頃に十二指腸潰瘍で入院した。


性格診断の本では、A型の人は几帳面なので胃の病気や十二指腸潰瘍にかかりやすく、O型は性格がおおらかなので胃の病気は少ないとか書いてあったのだが・・

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