トラブル発生所、またの名を学校
拘束具を破壊してもらった後、僕はただ暇を持て余していたわけではなく、やってきた看護師に「治りが…早すぎる?」と何気に驚かれながら、診断を受けていた。
その後は、一週間リハビリ生活が続いた。紅里は毎日起きると何故か僕の腹を枕に気持ちよさげに寝ていて、大連さんも何回か来てくれた。大連さんからは、夢中症候群と一般との対応の差や、差別があっても必ずキレないように、などの警告を貰った。
「夢中症候群は、一個人にしては大きすぎる力を持っている。例えるなら、某スタンド使いとか某一級呪術師並みにね。そんな奴に表立って喧嘩売るようなバカは中々いないけど、学校っていう集団社会にはどんなのが居るか分からないからね。喧嘩売られたとしても、間違っても
某スターなプラチナ様や最強の人までとはいかずとも、確かに紅里なんかが暴れたら町一つくらいは滅ぼせそうだ。もちろん、そんな事しないしさせないけどね。
「それに、夢中症候群の誰しもが君みたいに強力な夢を持っている訳じゃないからね。非戦闘系とかの夢を持っている人は戦闘系の人よりも断然多いし、こういう所にもお国柄が出てるって感じかな」
「第四大隊はどのくらいが戦闘系なんですか?」
「…大体、三割くらいかな。もしかしたら五割に増えるかもだけど」
遠回しに危険思想を持っているって思われてるのか?でも、第四大隊にも三割くらいはいるのか。じゃあ、そんなに珍しくも無いって事か。
「あと、また『箱舟の騎士』とかが来ても応戦しようとしないでね?紅里ちゃんから聞く限りでは撃退した「あり得ませんね」、そうだと思ったよ。とりあえず、その場でどうにかなったって、自分の力をあんまり過信しない方が良いよ。奴ら、常に小隊規模で動いてるから。そうとなったら、早く私達を呼んでくれよ」
あのバニーガール(?)がいた時にも、気づかないだけで何人かが潜んでいたのか。つまり、万が一にもあの間宮が勝とうとしていたら、潜んでいた奴が銃で狙撃やらなんやらして邪魔をしただろう。最初から勝ちという道は無かった訳だ。
間宮、乙。
こうして僕は、夢中症候群知識を蓄えながら順調に学業復帰(最初の一日行ったら多分怖くなって引きこもるだろうけど)を目指していった。
それからさらに一週間が過ぎた。ようやく長いリハビリ生活が終わり、首を固定していたドでかい包帯のようなモノも取れた。
看護師によると、僕の治る速度は尋常ではなく、本来なら一か月ぐらいは掛かり、そこからさらに長いリハビリが必要だったとの話だった。
…事情が事情なので、説明は出来ませんがな。
こうして僕は無事退院し、両親と紅里と自身という、少し騒がしく、けれど明るくなった我が家を見て、こんな生活も良いかもしれない、と思った。
こんな生活が続く事約一か月、学校側の応急工事が終わり、僕らは無事通学できるようになった。
私立中の朝(別ここだけじゃなくて中学校全部なんだろうけど)は早い。学校などは早寝早起きを掲げているが、今の生活リズムでそんなのをやってしまったら死ぬ。引きこもりの生活リズムだとね!
僕とほとんど変わらない生活を送っていたはずの紅里は、家中に残る準備の痕跡からしてもう出て行ったようだ。なんでそんなに早起きできるの?学校はそんなに大事なのか・・・?
近い学校を選べるように、こういう所で大連さんの威を借りれば良いのに。
朝ごはんを久しぶりにパパっと食べ、歯を磨いて制服に着替え、そのまま電車へゴー。約二か月ぶりに乗ったバスは、野次馬根性丸出しの生徒が多いのか、炎上した体育館の話題が持ち切り、何時にもまして(そう言える程通っていないが)煩かった。
引きこもりらしく家に引きこもりたい、けど、ここで学校に行かなければ教科書も何も手に入らない。まあ、教科書ぐらいいいか。いやいや、ダメ・・・っていう程でもないか。葛藤が生まれるぐらい、騒がしい。
「久しぶりだな優斗。で、死ぬ覚悟は?」
「人違いらしいですね僕はここで失礼したく思いますのでそこを退いていただけるとありがたいですねお願いしますよというか早くどけや人型の猿」
「それ人間じゃね?霊長類だし」
いらない上に多分間違ってるツッコミをくれたのは、我らが誇る命令一つで瞬時に動く脳筋、
「お前煙とか吸ってたけど大丈夫なのか?あの時は全くもって気づかなかったが」
「俺よりも断然お前の方が重症だったろ。あの後ゴタゴタして連絡は取れなかったけど、入院してたって話は聞いた。大丈夫なのか?…あれ、優斗は、何で入院するほどの重傷を負った?――誰が負わせた?女?」
大丈夫、と聞かれると大丈夫じゃないって答えた方が良いのかな?でも、なんか自問自答タイムが訪れてるし、トラウマになってるかもだから答えないでおこう。
久しぶり(二か月)に訪れた学校は、体育館があった場所に途轍もなく大きいブルーシートが張られている以外は、特に変わっていないように見られた。
何処か生徒が沸いているのは、前回の事件では死者が奇跡的に誰一人として出ず、平和に暮らしてきた僕らには非現実的な出来事にめぐり合ったせいで、興奮が収まっていないのだろうか。
現況である間宮から逃げようとして、現代の同年代で体験したのは僕くらいな死線を潜り抜けた本人としては、頭がおかしいとしか思えないが。
「あれ、僕お前とクラス一緒だったっけ?」
「お前の学校への興味のなさは関心に値するよ。新学年なんだから、それくらいは確認しとけよ」
「黙っとけ犬。はあ、躾がなって無いな。誰のなんだか、品性が疑われるな」
「…お前、そのネタまだ引きずってたの?あと自分の格を貶めてるけど良いのか?」
まだ覚えていやがったとは。流石親友の鏡とでも言ってやりたいけど、そこまで覚えてると逆に不気味な気がしてきた。コイツ、変な扉開いてないよな?
「お前、扉開けた?」
「…殺意だったらいくらでも吐いてやるぞ」
「つまりそういうプ「――スチャ」…あ、はい。何も言いません」
通学用カバンにバタフライナイフを備えているとはどういう事だ?普通に銃刀法に違反している大きさだが、何で学校はコイツを捕まえない?というか何故友田に誰も気づかない?
間宮よりももっと身近な脅威が僕の隣にいた。
「お前、なんで学校にそんな物騒な物持ち込んでるんだよ」
「親戚の集まりで貰った。なんか常に持ってろって言われたから持ってるだけだ」
「普通に信じ…だよな」
友田って、そういえば脳筋だった。知り合いだったら基本的に疑わないタイプの。
親戚の集まりが謎過ぎて逆に気になるのだが、首突っ込んだら命が何個あっても足りないだろ。気軽にバタフライナイフ出てくる時点でおかしいし。
「そんなの早くしまって教室行くぞ…ってお前、バタフライナイフ何処やった?」
「制服の胸ポケットに決まってんだろ」
「いざと言う時使う本職がいる・・・!」
それに触られたらセクハラで訴えられるし、と汗くさい野郎のくせしてなんか言ってる。訴えられるのは僕みたいな線の細い奴だ。ガリとも言う。
たかがバス停留所から教室までなのに、途轍もない疲労を感じた。ようやくの思いで始業式の時以来の教室の扉を触る。引きこもりなので感慨は覚えないが、人目が怖いとも思いながら扉を開けた。
理解不能が二つ起きた
「あ、紅里ィ?!なんで、お前がそこに?!」
「マスター、職権てもんは、乱用できるときに乱用しないと。骨の一かけら残さず職権をしゃぶり尽くした結果、私はここにいます」
朝早くから起きていたのはこのためか・・・!ここなのは良いんだけどさあ、ただでさえ僕は教室に居ずらいってのに、僕の事を「マスター」だなんて呼んで目立ったら、もう僕一生学校来ないからね?!
「――――ぁ?」
「友田、あの時にいたのが、あれだ!早く口を閉じさ…せ、ろ?」
友田は、まるで全ての表情が抜け落ちたかのような冷たい顔立ちをしていた。教室に入る前と今、同じ人間が隣に立っているとは思えないほどの豹変だ。
「どうした?友田、なんかあったのか?おい!大丈夫か?!」
「――――よくも、優斗をッ!」
「えちょいまって私何もやった覚えないよ?!グッ!」
その僕とは比べ物にもならない程筋肉が付いた足で地面を蹴り、友田は紅里を助走をつけて殴り飛ばした。
『夢』であるから、そこんじょらの人間が傷つけられないが、友田は吹っ飛んで行った紅里の首を掴み、その紅の髪に守られている頭を窓に叩きつけた。
――――バリィイイイイイン!
人生で中々ないであろうガラスの破砕音を聞くという経験をすると、紅里はベランダの外壁に叩きつけられた――――かと思えたが、バク転して空中で体勢を整えた。僕、格闘アニメを見るんだったら家で見たいんだけど。家でやられたら大惨事になるのは目に見えてますが。
流石に人には危険だからここからは突っ込まないだろうと余裕げにベランダに立つ紅里だが、次の瞬間目の色を変えた。真っ白に。
「いやいやいやいやなんで私殺そうとするのにそんなに必死なの?!死ぬよ!?」
「この命と引き換えにでもお前を殺すッ!」
「グハッッッッッ?!!」
走る先にベランダがあるのも見えていないのか、拳を構えて突っ込み、大分体が乗っているアッパーを食らわし、外に殴り飛ばした。
紅里はそのまま万有引力の法則に従い、三階から落ちて行った。
「おい!大丈夫か!」
「あ、頭が…って、何でそんな物持ってるの?!」
「死ねッ、怪物!」
友田は三階から地べたに落下するまでの実に短い時間で胸からバタフライナイフを抜き、それを展開すると紅里に突き出した。
入学当初から問題を起こすわけにはいけないということは少し
十分、それでも問題だとは思うけれども。
ゴミ置き場の上に「ドスッ」、と大きな音を立てて吹き飛ばされた友田が落ちた。いくらゴミがクッション代わりになっていても、人間が無事で済むような高さではない所から落ちている。
状況を理解し始め、ベランダに集まってきた野次馬野郎どもから逃れるべく僕はベランダから教室に飛び込んだ。残りの茫然としている生徒を見て「あいつらマジで映画でも見てる気分なのか?」と侮蔑の気持ちが野次馬野郎ども、略して野次郎どもに湧くが、体はそれに対して逆方向である階段に向かい、僕はゴミ捨て場に走っていた。
教室辺りが煩い。事情も知らずにぎゃーぎゃーぎゃーぎゃ喚きやがってちょっとは
「おい友田大丈夫――――ぁ?」
――――キィイイイイイイン!
僕が欲していた「大丈夫だ」、という回答とは裏腹に、聞こえてきたのは剣戟の音だった。金属を金属で引っ搔くような不快な音が空に木霊し、教室には小さな音に軽減されて消えていく。
教室の野次馬共は何かのイベントか撮影とでも思っているのだろうが、僕にはわかる。その音が、そのナイフに乗せられている殺意が。そして何より――
「マスターぼぉっとして見てるんだったらどうにかしてくださぁあああああああい!早めに、この人、沈めたいんですけど!怪我させないように沈めるのほぼ無理に等しいぐらい難しいんですけど?!」
――悲鳴を上げる紅里の声が。本気を出せば、友田ぐらい余裕で真っ二つに出来るのだろうが、友田を傷つける事無く無力化しなければ、証拠が残ってしっかり退学コースである。
大連さんの権力でここまではカバーできないだろうから、紅里はそうなったら詰みだろう。
「精々停学にしろよ?」
「罰受けるの前提で話進めんなッ!ヤァ!」
そもそも、僕がここに来てるのって友田が無事なのか確認するためなんだからね?紅里は最初からどうにでもなるだろうと思って無視してたし。
僕のごく一般過ぎて地の文に書くまでも無いような感想はともかく、事実はそのように進んでいった。
友田が地を滑るように進み、紅里の体に絡みつくようにナイフを振るう。それに対して紅里は、絡みつかんとするバタフライナイフを胸元から生成した刀で弾き、その刃を叩き折って無力化しようとする。瞬間、友田はナイフを上に投げ、紅里の顔面に砂を投げて視界を塞ぎ、刀を握る手を蹴り上げた。
「ッツ?!ぐぅううううう!」
「疾ッ!破ァアア!」
友田は空を舞っているナイフを掴むと、紅里のがら空きの胸に向かってナイフを突き刺した――突き刺そうとした。再構成された刀に弾き飛ばされたが。
「間宮が散々煽ってきたのを覚えてんだよ!それに!実力差は分かってんのか!?」
弾き飛ばされたナイフを抱えたまま後退する友田だが、ナイフを再び構えなおすと、その刃がスルっと、実に軽い感じで滑り落ちた。
「君のちっぽけなバタフライナイフなんて、私にとっちゃ豆腐よりも柔らかいんだよ!」
「バケモンが!ぉおおおおおらあああああああ!」
友田は残ったナイフの柄を投げ捨てると、そのまま拳を構えて走り出した。体が前に倒れすぎていて、表情どころか顔まで読めないが、流石に拳では勝てないだろう。
僕が来る前の何分間かも闘っていたのだから、相当疲れているはずだ。これでようやく決着が付くと思うとかなり安心できた。
僕の安心は、どうも信用性が低いらしい。
友田が、
――――ビシャッ
「ぐ、ふっ、はぁ」
「トドメだ、死ね化物」
「マスタァア!そろそろ、動いてくれたって良いんじゃないのか!?」
僕が、ずっとボケーっと見ていたと思ったら大間違いだ。何となく被弾しそうだったから、身を守れる且つ武器になりそうなモノを探していた。ゴミ置き場で。
そうしていたら、都合の良い事に亀裂の入っていた学校のだと思われる木製バットが転がっていたので、それを片手に僕は介入するタイミングを見計らっていた。
見計らっていたといっても、今までは友田の攻撃が早すぎて何もできなかった。今までは。
友田が右腕を突き出したまま固まっている今は、僕でもわかるぐらいの大チャンスだ。だから言われなくても動いてんっわボケィ!
「正気に戻れやアホォ!」
「グフッ?!」
「よし、コイツようやく手を離したな…!」
さっきから色々好き勝手やってくれやがった脳筋への怒りを込めた一撃は、親友(友達一人なので必然)の意識をズサッと刈り取り、その無駄にデカい体を崩れ落ちさせた。こんなひょろ引きこもりチビに気絶させられるなんて運動部の名が泣くな。
自虐行為はこれぐらいにして。
「紅里ー、まさか唯の人間相手に怪我してないよな?」
「思いっきり人間を下に見ている発言だけど、人間甘く見ちゃだめだよ?」
「…つまり、やられたと?」
「正直言ってマスターを今すぐ食べたくてたまらないから血の瓶早く頂戴。じゃないと腕か首か腹食べるよ?胸を軽く切られた程度だから常備しているので大丈夫」
まさか友田相手に後れを取るとは。つまり、友田は紅里の圧倒的な身体能力に一矢報いる程の技術の持ち主という事か?
…こいつ、何に成ろうとしてるんだろう。
「はいよ、血の瓶ならくれてやる」
「せんきゅ。あ、私これ飲んだら疲れたし寝ると思うので。ビジュアルやばい事になると思うけどガンバ」
「おい…!」
ぐびっと気持ちの良い飲みっぷり(僕の血)を披露すると、彼女はそのまま幸せそうな顔でぶっ倒れた。
こうして、現場には胸元に血痕が付いて倒れた女と、顔面から地面に突っ伏したムキムキ男がいた。
ついでに血でちょっと汚れた木製バットを構えている僕も。
「あれ、これ早く撤収しないと絶対僕が犯人だと思われる説」
「そこの君!武器を捨てて両手を上げなさい!」
「仮説を立ててから立証までが早すぎん…」
なんと、教師が来るのではなく警察が来てくださった。こっちもその苦労分の対応をしてやろう、バットで…なんてことはもちろんそこの地面に転がってる脳筋ではないので考えない。
「ちょっと、一緒に来てもらおうか」
「俺は無罪だぁあああああああああああああ」
「そういう言い訳は署で言って…」
「確かにそういう気持ちもありますが言いたかっただけです。人生で一度は言ってみたいと思いません?こういうの」
「…あ、うん。そうだね」
え、みんな言ってみたいとは思わないの?警官以外人がいなくて、いても気絶して聞かれてないなんてさ。限りなく最高条件満たしてない?
これで人生の内にやってみたいことが一つ出来た。逮捕されるのにはそれだけの価値が…あるって考えられるほど僕ポジティブじゃないんだけど!
「あの、警察さん。僕ってどうなりますか?」
「少年院だね。あと、僕の名前は
思っていた以上に良心的だった。今現在進行形でパトカーに連行されてるけど、「眼力だけでお前を必ずや惨殺してやる」みたいな感じではない。そして、サラッと僕を絶望に叩きつけるな。
さーて、これからどうしたものか。本当だったらあと六時間ぐらい学校に居れば、その後引きこもり生活が待っていたのにな。
というか、何で僕が捕まってるんだよ。普通あっち側のどっちかだろ、と思って振り返ると、なんか救急車が来て手厚く看護されてた。紅里が血の入った瓶を握りながら寝ている事に気づいた看護師さんに至っては、僕の事を人ではない化け物みたいな目で見てる。いや、貴方が看護してる方がバケモンですからね?
「はぁ、僕もここで年貢の納め時、てか。滞納した覚えはないんだけどなぁー」
僕の生活の質も遂に引きニートから少年院暮らしか、ホームレスになるかもしれない未来の予行演習とでも考えとくか。案外、少年院暮らしも良いかもしれないしな。
楽観的過ぎるのも駄目だが、同時に悲観的過ぎるのも駄目だな。
――――ピピピピピ
「誰だよ、こんな時に電話なんかするのは。…はい、
なんか、立川さんの僕を見る目がさっきの看護師さんみたいになったんだけれども。なんで?
僕を乗せたパトカーが警察署についた。学校の立地が悪いのかそこそこ時間がかかったが、それでも精々15分ほどだ。立川さんの表情筋が完全に死んでからは何時間にも感じられたけども。
「降りなさい。ここから先は別部署の担当者が案内する」
「はい…って、え?」
精神的に疲労しきった体が新鮮な空気を求めて早く外に出ようとしたが、僕は外に出た瞬間固まった。
「まさか、ここで会う事になるとはね…」
大連さんがいた。
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