第6話

ある日の放課後、私は先生の少し困った声が耳に入った。

先生の視界の先に立っていたのは、いじめっ子の花園さん。

「山口のアンケート用紙に、花園にいじめられていると書かれていた…」

その言葉が聞こえた瞬間、私は何も信用できなくなっちゃった。

誰かわからないようにするって言ってたから、先生を信用して正直に書いたのに。

私もう、何もわかんないや。

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