第11話 pebbles + weeds/dinosaur Jr.

満を持してdinosaurです。dinosaur好きはたくさん居ると思いますが、この曲をフェイバリットに挙げる人は僕くらいなんじゃないかなと思います。

それまで極めてインディー志向でSSTからのリリースをゴールに活動して来た彼ら。メジャーデビューを巡り分裂します。

この曲が収められたミニアルバム「whatever's cool with me」は一曲目の表題曲とラスト2曲のライヴトラック以外すべてJが一人で演奏します。プレイヤビリティの高い彼は、それでバンドよりも高いクオリティーに仕上げてしまう。

そんな中でもnot you againがベストチューンだし、dinosaurとしてはdinosaur名義の1stdinosaurがいちばん好きで、そのなかにもっと好きな曲がこれでもかと詰め込まれてたりします。

しかし、このpebbles + weeds、他のどのロックソングとも一線を画した素晴らしさがあって、ずっと聴いていたくなります。

対訳付いてなくて、歌詞はタイトルしかわかりません。けれどもそれで充分だ。

草と石ころの荒れ地が、ただひたすら音で表現されている。

二番からイカれた音量バランスで容赦なくオールドスクールなハードロックマナーで淡々と進む曲をぶっ壊しにかかるギターソロ。

荒廃は資源である。

聴く度に、僕にそんな可能性を垣間見せてくれる音楽表現。

僕はそれを信じて、今日も生きている。

もっと書きたかったけど、これから忙しく。

まずは聴いてください。

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