第10話 serious drugs/BMX bandits

5話で取り上げたジョー・マカリンデンがBMX banditsで演った曲です。

もうこの人の情念たるや。

曲もメロディも素晴らしく、よそでやるくらいがちょうど良いバランスなんじゃないかな、って美しさです。鬱くしいです。


「君が望むなら髪なんて切っちゃう。指だって切り落とすんだ、ハマッたらね」ざっくりですが。


ドラッグと愛をなぞらえた依存症のうた。

これ聴いたの20代前半だったと思いますが、当時からざっくり刺さりました。


the trouble with me i can't give in you see

the trouble with me i can't give in you will see


のサビは、対象が何であれ依存体質な人間(依存症は何にでも依存するものだけど)を包み込んで、真綿で首を絞める。


歌詞全文素晴らしく、つい載せたくなりますが、興味持ったら聴いてみてください。

一見ミスマッチなbanditsお得意のbeach boys風のコーラスとホーンがまた救いの無さを引き立てて終わります。


因みにlife goes onってアルバムに収録されてるんですが、後半にはもう一曲it hasn't endedって、やっぱりタイトルからアレな曲演ってますが、こちらも劣らぬ名曲。歌詞はリアル中学生、素晴らしい。

banditsそんなに好きじゃないけど、このジョーさんの2曲がある為に手放せないアルバムです。

まったく、ジョーったら。

今幸せにしてるだろうか?

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