第2話
午前八時。いつも通りの時間にいつも通りのプレイリストを流しながら電車に揺られる。通学の時はRADWIMPSの曲、高校1年の時からそう決まっている。ただ、今までに一人だけ彼女はいたけど、あんなラブソングの意味が身に染みてわかるほどの恋愛じゃ無かった気がする。若さゆえの、ノリと勢いってやつ。大学に進学して二ヶ月。授業で少し話す以外、女の子との接点なんてまるで無い。なにかサークルにでも入ればよかったかな、と少し後悔していた。けど、まぁ、これが俺だよな、と意地を張る。誰かに言ってるわけでもないのに。
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