僕らはとても仲の良い友達だった

小学生の時、いつも一人だった君

先生は僕が友達になってほしいとお願いした


僕らはとても仲の良い友達だ

昼休みも 放課後も

ずっと一緒だ

君の笑顔は輝いていた


僕らは中学生になった

共に勉強して 部活に入って

お互いを高め合った

満ちあふれた青春を過ごした


高校生になった

クラスは別々になって

会う回数も少なくなってきた

大声で笑う男子の輪にいる君

変わったんだね

もう話さないんだね

苦痛の日々が続いた


大学生になった

君の顔も 名も

浮かんでこない


「おい、学食に行かないか?」


同じ講義を受けている友達が言ってきた

僕は仲間と共に歩き出した

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