第7話 ポケモン (小2〜小3)

ポケモンがキッカケで、クラスに新しい友達ができた。かずくんとてるくんだ。


たいくんの影響で始めたポケモンだが、実はたいくんはゲームは持っておらず、アニメが好きで、カードやぬいぐるみやポケモンの文房具などを集めているだけだったのだ。


そのため、僕はポケモンのゲームで対戦できる相手を探していた。

そこで見つけたのが、かずくんとてるくんだ。


かずくんとてるくんは前から2人でよく対戦をしていたようで、強かった。

なので、最初は全然勝てなかった。


2人の家に遊びに行き、色々教えてもらいながら何時間もゲームをやり、だんだんポケモンの知識を増やしていった。


てるくんには勝てるようになったが、かずくんとの対戦は勝率4割くらいと若干僕が劣勢だった。


僕とかずくんの2人で対戦にのめり込むようになり、切磋琢磨したのは良い思い出だ。


勝つために過去作のポケモンを買い、珍しいポケモンを捕まえて使うこともした。


最終的には、僕が考えた、耐久型のルギアで場を荒らしたあと、終盤にレックウザで剣舞を使い、神速で一掃するという戦術が嵌るようになり、僕が6割くらい勝てるようになった。


その後、小3くらいの時に僕がだんだん飽きてきたため、対戦で使っていたポケモンをかずくんに譲り渡し、引退した。かずくんがお礼にベイブレードをくれた。


かずくんはその後もポケモンをやり続けていた。小4の時「ポケモンの新作どっち買う?」と聞いたら、両方買うと言っていた。小4にしてすでにガチ勢になっていたようだ。


その後はだんだん疎遠になってしまった。


僕が中学生の時、再度ポケモンにハマったのでまた戦おうと思ったが、ちょうどその時くらいにかずくんが不登校になってしまったと風の噂で聞き、会えずじまいになってしまった。


今もポケモンをやっているのだろうか。




(ポケモンの話になると饒舌になります)

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