第18話 倒す鍵は...

 悟「物理以外の攻撃方法...」


 俺は一通り考える。


 悟「わかった、魔術だ!」


 萬「そうだね、魔術や非物理の攻撃ならあいつらにも効くかもしれない。」


 萬は何やら詠唱を開始する。


 萬「じゃあこれはどうかな!」


 萬の目の前の空間に歪みが生じる、その歪みは俺から見たまんまを言えば力の塊、見えない大きな拳のように見えた。


 萬

 [ヨグソトースの拳

 4D6 (4D6) > 17[5,2,5,5] > 17

 MP??→??

 1d2 (1D2) > 1]

 黒いスライム

 [回避(38)→失敗(45)

 HP15→0]

 黒いスライムは跡形もなく砕け散った。


 悟「も、もしかしてそれって!?」


 月島「呪文ですか!?」


 萬「そうだよ。ヨグ=ソトースの拳。簡単に言えば、消費したMP分だけ1d6の魔術的ダメージを与える呪文だよ。」


 悟「いいなぁー俺も呪文とか覚えたいなー。」


 萬「あまり、呪文とかは多用しない方がいいよ。それこそ狂気に呑まれかねないし。でも浪漫という点では言えば素晴らしいものだけどね。」


 月島「呪文とかどこで覚えたんですか?そうそう覚えれるようなものでも無いと思うんですが...」


 萬「曲がりなりにも私の世界では有名人だからね、自衛手段として幾つか呪文は覚えているんだ。」


 月島「そうなんですか。有名人も大変なんですね。」


 悟「談笑してる場合か?こっちにスライム向かってきてるけど。」


 黒いスライム(1)

 [触肢(60)→成功(13)

 ダメージ1d6→5

 1d3 (1D3) > 3]


 悟「って、俺の方くるのかよ!」


 悟

 [回避(65) > 93 > 失敗

 HP13→8]


 悟「ぐはっ!?」


 悟

 [CON×5(75)→成功(64)]


 悟「あっぶね、意識飛びかけた!?」


 月島「ごめんなさい。」


 萬「悪かったね悟、とっとと終わらせよう。」


 萬

 [ヨグ=ソトースの拳

 5D6 (5D6) > 16[1,6,2,3,4] > 16

 MP??→??]

 黒いスライム(1)

 [回避(38)→失敗(69)

 HP12→0]


 一体目と同様に粉粉になった。


 悟「何とか倒したな、それにしても物理攻撃聞かなかったのは厄介だったな。」


 萬「神話生物の大半はこんなもんだと思うよ。」


 月島「諸々終わったところですし南の部屋に早く行きましょ!私お腹も空きましたし...。」


 悟「そうだな、この空間とも早くおさらばしたいぜ。」


 俺たちはようやく図書室①を抜け、南の部屋へと向かうのであった。

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