第3話 妖精の帰還
妖精を見た、というSNSの投稿が急増している。
半分くらいはそれをネタにしたもので、さらに半分くらいはそこから人の心の問題やら社会や政治に対する不安・不満を述べ始めて、さらに愛らしい動物の動画と他の流行り文句を織り込んだわけのわからない投稿まで混じっておりもうスタート地点がどこなのかさえ探すのが困難な状態だ。
「どう思う?お兄ちゃん」
妹はガラス窓の向こうの人波を眺めながら、アイスカフェオレのストローを咥えた。
「どう思うって……いたらいいなとかいたら面白いなとは思うけど、いるわけないよな」
「でもねー、うちの子見たって言い張るのよ。一緒に遊んだって」
「子供のうちはそういうことあるんじゃないの?お前だってぬいぐるみの熊とよくお喋りしてたし」
「あー、めらちゃんね懐かしいわ」
「ベアって言えなくてめらだったんだよな。いつも抱えてた」
「あの頃は本当に仲良しの友達だと思ってたのよ。まぁそういう一過性のものならいいんだけど」
身を乗り出す妹。
「でもね、タカヒロが通ってる幼稚園の子もみんな、妖精さんを見たって言いだしてて」
「ほほう。幼稚園に不審者でも入り込んでるんじゃないか?」
「お絵描きの時間に先生が描かせてみたんだって。そしたら一人残らず、緑の服に赤い帽子の小人を描いた」
「園でアニメとか人形劇でも見せたんだろ」
「うーん、そうなのかなー」
納得いかない風に妹は言うので、僕は少し大げさにため息をついて見せた。
「あのさ、産業革命で地球の精霊力はかなり減って、妖精だの精霊だのは百年以上前に人間からは見えなくなったってのが定説なんだぜ。何かの見間違いが広まって、見た気になってるだけだよ。どっかの大学と企業が精霊力の増幅実験したって話は聞いたけど、精霊工学の研究なんて関西の方でしかやってないだろ?こっちで影響が出るとは思えないよ」
「そっかなぁ」
「あんまり変なこと言うとお義母さんが嫌がるんじゃないか?そういうの嫌いだろあの人」
「そうね」
人の往来が激しい外とたったガラス一枚で仕切られているだけなのに、喫茶店の中はとても静かだ。落ち着いたピアノのBGMがさらに心を落ち着けてくれる。
「まぁ子供が不思議なものを見てもいいと思うよ。大人みたいに凝り固まった視点より、夢があって」
「夢ね。成長したら見えなくなっちゃうよね、めらちゃんの笑顔みたいに」
精霊工学という分野の研究はつまり、今では途絶えてしまった『魔法』を機械の力も借りて再現しようという試みである。大地に、大気に精霊力が満ち満ちていた頃には存在した魔法使い。周囲の精霊力を借りて奇跡を起こして見せる能力者は単なる伝説・伝承ではなく、実際に存在したと考えられている。
とは言え、文献を漁っても具体的にどうすれば魔法を使えるのかという記載はない。現代の我々が四肢を動かす際にその手順を考える必要がないように、感覚的に使えたのではないかというのが現状の認識である。
火を起こす魔法にしても文献ごとに呪文の有無から儀式の要不要まで異なっている。恐らくその手順は全て精神集中のために必要とされただけで、魔法の実質ではないと思われていた。
そう考えると、念じることで発揮される『超能力』もまた精霊力を利用した魔法の一種ではないのか?とか、霊媒師や占い師なども精霊力を利用しているのではないか?という疑問まで出てきてぐだぐたになる。
なので、大学や企業が進める精霊工学の研究は主に『エネルギー力としての精霊力』に絞られていた。
例えば周囲の精霊力を使って爆発力を得られればエンジンができる。効果的に精霊力の収集と増幅が行えれば安定して機構は動作する。ただし現在の技術では精霊力のみを使った燃焼実験までには至らず、既存のエンジンを補助する程度に留まっていると聞く。精霊力の添加で燃焼室の温度が二千三百度に達したというニュースは、ガソリンエンジンの能力アップを期待させた。
しかしまぁ目には見えないものなんだから残量も不明な精霊力なんかをこれ以上研究してどうするんだろうな、と門外漢な僕などは思うのだ。便利に使い始めたところで、はいここで終了!なんて突然言われたら目も当てられない。
「しかしまあ、火を起こす魔法くらい使えたら便利だとは思うな」
先生はノートパソコンの液晶から目を離さずに言った。
「特に煙草を嗜む連中とか、アウトドア好きには需要があるだろう」
「より野放図になるだけだと思いますけどね」
僕は呆れ気味にそう答える。ある程度不便であっても色々悪い話題が尽きないというのに、そう簡単に火を使えてしまったら事件も事故も多発するに決まっている。
「そうか、そんなもんかもな。駅前の工事でアスファルト剥がしてただろ。下から出てきた昔の路面には、プルトップがびっしりめり込んでいたぞ」
プルトップ!実に懐かしい単語が出てきた。かつて缶で販売されていた飲み物は、今のプルタブのように押し込み折って口を開けるのではなく、文字通りに穴を開ける……飲み口部分から蓋の一部を切り離す形だったのだ。そして多くの人々はその切り取られたプルトップをその場に捨てた。飲み干した空き缶の中に入れて捨てる人もいるにはいたが、わりとポイ捨てする人が多かったのだ。
駅前などではそれが顕著で、定期的な掃除もされてはいたがそれも及ばず、人に踏まれてアスファルトにめり込み取れなくなるプルトップも数多く存在した。そんな過去の暗黒が、道路工事で露出したらしい。
「人はどうしても、便利さを手にするとその便利さに有頂天になって、結果訪れる未来に対しては楽観論しか持たない。成功と失敗を繰り返してしか進めない生き物なのかも知れないな」
プルトップは野放図に捨てられ続けた結果、環境悪化の一要因として糾弾されるまでになった。そこで登場したのが、缶の本体から外さないで飲める形のプルトップ、というわけだ。
「ただそうだなな、君の甥っ子が見たという妖精。あちこちで報告されているそれと、同じようだな」
「同じ?」
「ほれ」
先生はノートパソコンの液晶をぱたんと倒して僕にも見えるようにした。そこには様々な筆致で描かれた妖精の絵がタイル状のサムネイルとして表示されており、どれもが緑の服と赤い帽子をかぶっていた。
「この傾向は日本国内に限るな。日本国内なら民族も出自も問わず似たようなものを描いている。地域が変わると色が変わるが、違うのは配色くらいで必ず帽子をかぶっている」
「これって日本だけじゃないんですか?」
「全世界的に見えるな、ひょっとしたら、外出自粛の期間があったおかげで世界の精霊力が回復傾向にあるのかも知れん」
数年前に突如爆発的に広まった感染症の猛威は記憶に新しい。世の中はもう過去のものにしようと動いている感じだけれど、実際のところ何がどうしてどうなったのかはいまいちピンとこない僕である。
「まぁ鉄道のレールも一日運休しただけで錆びるって話ですしね、何年間か人間がじっとしてたんなら、そういうこともあるのかも知れませんね」
妖精が見えたからと言って、じゃあ何か害でもあるんだろうかと考えた時に、勝手に家に入られたら嫌だなとか車の運転中に飛び出されたら嫌だなくらいのことしか思いつかない時点で、たぶん僕に妖精が見えることはないだろう。
「でもそうしたら、各国がもう規制解除に踏み切ったわけですから、また見えなくなるんじゃ」
「どうなんだろうな。そもそもの話、見えないということはいないということなのか?」
先生は腕組みをして目を閉じた。
「それとも感知できないだけで、ずっとそこにいたのか?伝承や伝説では明確に人と交流をしているが、最近の報告は交流と呼べるものが少ない」
「うちの甥は遊んだって言ってるらしいですよ」
「それはかなりのレアケースだな。一度会って話を聞いてみたいもんだ」
先生が興味を持ってくれたので、しめたとばかりに僕は本題を切り出す。
「先生、それでですね。前に先生が作った『折り畳み回転木馬』があったじゃないですか」
「ああ、物置に入れっぱなしで久しいが」
「あと他にも簡易移動遊園地の装置があったじゃないですか。ああいったのをいくつか、甥の通ってる幼稚園が貸して欲しいそうなんです」
「あれをか?そんな大した代物じゃないし、何より電気を馬鹿食いするぞ」
「そのへんは説明したんですが、先方がどうしてもと。なんでも今年で卒業する子供たちが卒園旅行で遊園地に行く日に軒並み風邪引いて、中止になったそうなんです」
「そら可哀想だな」
先生がこちらを見て顎髭を撫でる。もう少しだ。
「今からだと団体予約を取り直すのも難しいし、先生方も何の思い出もなく送り出すのは心苦しいと」
「ふむう」
「持っていくついでに、うちの甥っ子を紹介します。色々話したり、歌ったりもしたらしいです」
「そうか」
先生は平面になっていたノートパソコンを元のエル字型に戻して力強く頷いた。
「では日取りその他の調整は君に任せる。俺はちゃんと動くか見ておこう」
「ありがとうございます先生、みんな喜びますよ!」
そう、僕が妹から喫茶店に呼び出されたのはそういう理由だったのである。
折り畳み式回転木馬はその名前通りの装置で、円状に四本のレールを敷設した上に小型のトロッコを数基配置し、床板と木馬を置いて周回させるものだ。屋根と照明、木馬の上下動も省略したおかげで収納はコンパクト
にはなるが、その性能に先生はあまり満足していない。
ついでに持ってきた、特殊なゴムを中心に使ったトランポリンは高く跳ね上がることが出来るが、思わぬ方向に飛び出してしまう事故を防ぐために空気圧で膨らませるビニールテントで覆うことにした。似たようなものは各地の遊園地でも見られると思う。
あとは三次元ジャイロ内蔵の一輪車で、これは決して転ばないという先生の発明品だ。そんな画期的なものならどうして商品化されていないかって?それは、『転びはしないが進まない』からだ。転倒させまいというジャイロの力が強すぎて、ペダルを踏んでもタイヤが回らない。先生の作った転倒防止ジャイロはその出力制御に難があって、現状オフかオンしかできないのでこうなった次第である。
その他こまごました乗り物や先生たちによるおんぶ・竹馬・ボール遊びなどが行われて多少は憂さを晴らせたのか、卒園予定の園児たちは大喜びで半日ばかり遊びまわって満足した様子で帰宅の途に就いた。
「先生、お付き合いありがとうございます」
回転木馬の操作をしてくれた先生に僕は礼を言う。その手の作業は僕が引き受けるつもりだったのだけれど、なんだかんだで先生も手を貸してくれたのだ。
「なに構わんよ。子供の無邪気な笑顔を見るのも、たまにはいいなと思っただけだ」
ベンチに腰掛けて先生が休憩している間に、僕は撤収準備を進める。先生の発明品は設置よりもむしろ撤収作業の簡便さをモットーにしているので、一人でもどんどん片付くのだ。
最後の板をトラックに積み終えた頃にはもう午後三時を迎えようとしていた。
「お兄ちゃん、ありがとうね」
振り返ると妹が、甥のタカヒロを連れて微笑んでいる。
「いや、礼なら先生に言ってよ。おーい先生」
僕は園庭のベンチでくつろいでいる先生に声をかけた。
「さ、行こう」
僕は妹と甥を促して、先生の許へと歩いて行った。そう、先生にとってはここからがメイン・イベントなのだ。
園長先生にお願いして特別に一室を貸してもらい、そこで先生による面談……事情聴取……情報調査……取り調べ……なんと言っていいのかよく判らないが、甥っ子に対する質問が始まった。
「こんにちは」
「こんにちは!」
そのタカヒロの元気な返事で僕はほっとした。人見知りをする子ではないが、先生の見た目は幼児にとってちょっと怖いかも知れないと心配だったのだ。見ると妹も同様の懸念をしていたらしく、ほっとした表情で我が子を観ていた。
「お名前は?」
「ハヤシマサヒロです!よんさいです!」
「マサヒロくんは四歳か。来年は年長さんだね?」
「うん!おじいさんはなんさい?」
おじいさん、と言われて先生の動きが少し止まったが、笑みは消えなかった。これまたほっとした。
「おじいさんは八十三歳だよ」
「はちじゅうさんっていうなまえなの?」
一瞬何を言っているのかと思ったが、どうも八十三の三を何々『さん』のさんだと思ったらしい。
「はっはっは、違う違う。タカヒロくんよりずーっと年上なんだよ」
「ふーん……ででで、はちじゅうさんはようせいさんのおはなしをききたいの?」
ついに名前が八十になってしまった。僕は必死にこみ上げる笑いをかみ殺す。
「そうだよ、タカヒロくんは妖精さんとお友達なんだよね?そのお話をして欲しいな」
「おはなしだけでいいの?」
タカヒロはきょとんとしてそう言った。だけ?だけとは?
「そうだね、できたらおじいさんも妖精さんに会いたいな。会ってお友達になりたいな」
「ちょっとまって」
タカヒロは黄色の園児バッグから紙コップを取り出して口に当てた。
「あのねあのね、おじいさんがいっしょにあそぼうって」
言うなり紙コップを耳に当てるタカヒロ。あれは電話か通信機のつもりなんだな、と僕はその様子を見つめる。先生は笑顔を崩さずに、それでも甥っ子の様子を注意深く観察しているようだった。
「うんうん、わかった」
タカヒロは紙コップを耳に当てたまま言う。
「いまからおうたをうたうから、つづきをうたってみてって」
「いいよ、どんな歌かな?」
タカヒロは目を閉じた。彼には何かが聞こえているのだろうか?そしてその聞こえた歌を歌うのだろうか?
「はるこーろーのーはなのえんー、はいっ」
荒城の月だ。
僕は驚きのあまり声も出なかった。妹も目を見開いているところを見ると、この歌をタカヒロが歌うとは全く予想外だったんだろう。
しかし先生は笑顔を崩すことなく、ゆっくりと静かな声で歌を継いだ。
巡る盃影さして
千代の松が枝分け出でし
昔の光今いずこ
「じょうずだってようせいさんもよろこんでるよ」
タカヒロが満面の笑みでそう言うと、彼の手の中の紙コップがびりり、と振動した。振動する瞬間を見てしまった。
「ん?」
紙コップを耳に当てるタカヒロ。
「いまくるって」
今来る!?僕がぎょっとして周囲に目を走らせた瞬間、タカヒロの隣に妖精が出現した。
「おぉ」
先生が思わず声を漏らす。茶色のシャツに緑のチョッキとズボン、木製に見える靴を履いて赤い帽子を被った、身の丈一メートル程の怪人が突如として沸き出でたのだ。いくら豪胆な先生でも声の一つは出るだろう。
「ようせいさん、おじいさんがおはなししたいって」
「そうかい」
そいつの声は低く深かったが、不思議と恐怖は感じなかった。男性のようにも女性のようにも聞こえた、慈愛に満ちた声。
「子供以外と話すのはどれくらいぶりだろう。老人よ、我に問うことがあるのだろう?」
「あ、ああ、教えて欲しい。この世界の精霊力が衰えて久しいが、どうして今現れる」
「お前たち人の活動が収まったからだ。そのために大地の精霊力が戻り、干からびていた我々も力を戻した」
「それは恒久的なものなのか?これからはずっと、世界に精霊力が満ちるのか?」
「それはない。人はまた歩み始めた。ゆえに間もなく力は消える」
「では貴方はどうなる?」
その問いに妖精はにっと笑った。
「人の子よ、この世界には最早我らの住むべき場所はない。僅かに残った精霊力も間もなく尽きる。全ては伝説、伝承と共に過去となる」
「貴方も消えるのか?」
「消えはしない。最後に得た精霊力を得て、我々は自分たちの世界へと帰るのだ」
「ようせいさんかえっちゃうの?」
最後の部分に反応してタカヒロが涙声になる。
「ごめんねタカヒロくん」
妖精は優しく答えた。
「年長さんは卒園するだろう?それと同じ、お別れの時が来たんだ」
「やだよう」
「タカヒロくんもお家に帰るだろう?それと同じなんだよ」
納得行かない風のタカヒロから先生に視線を移して、妖精は続けた。
「我々はずっと待っていたのだ、妖精界へと帰る機会を。此度千載一遇の機会を得た。世界中で息を吹き返した仲間たちが帰還する」
「そうか」
「この世界では人の力が伸びすぎた。均衡のとれた世界でなければ共存はできん。そうやって幾多の種族がこの世界を去って行った……できる限り共にいたいと思ったが、それももう無理になった」
「幾多の種族……」
「神が去り、竜が去り、そして精霊が去る。なあに案ずることはない。全ては夢の世界で繋がっている。ここで共に在ることは出来ずとも、共に夢を見ることは出来る」
そう言って妖精はタカヒロをぎゅっと抱き、ぐずるタカヒロに優しく言った。
「タカヒロくん、また夢の中で遊ぼうね。ちゃんとご飯を食べてお風呂に入って歯を磨いて、早く寝るんだよ」
「……うん」
「人の発展により力を失った我々が、その人の力により帰還することができるというのは……皮肉なものだな。だがしかし」
妖精の体が青白く発光し始め、その存在が薄らいでいく。
「世界のありようなど、どうとでも変わるものだ。変わるからこそ永遠であるということもある」
「永遠」
先生が呟くと同時に妖精の姿は空気の中に溶けて消え、タカヒロは母の胸に飛び込んで泣きじゃくった。僕と先生はその様子をただ無言で見つめる事しかできなかった。
撤収作業を終えて、雑貨屋の店内に戻った僕は今日の出来事を脳裏で反芻していた。先生は何やら難しい顔でボールペンをもてあそんでいるが、これは何か考え事をしているのだ。
「神、竜、精霊」
「どうしたんです?」
「いや何、創作物によく登場するそれらがかつて世界に共存する要素だったという話が本当だったとして……そういったものを失った現実というものは、これはどういったものなのだろうとね」
先生は空中をぼんやりと見つめながら続ける。
「世界の変容と共に、現実すら空想になってしまう。いつか人の存在そのものすら虚構とされてしまう時代が来るのかも知れないな」
「どうなんでしょう」
僕は冷蔵庫からペットボトルの炭酸水を取り出してキャップを開け、一口飲んだ。
「人に代わる、世界の主役がいつ登場するかによるんじゃないですかね」
「世界の主役か」
先生は神妙な顔をして目を閉じる。
「果たして人はそれにふさわしい存在なんだろうかね」
僕はその問いに答えることができないまま、炭酸水をもう一口飲んでキャップを閉めた。
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